霊使いの少年少女達の過ごしたあの戦後から早、500年。
闇フィールドは魔王たちによる戦国乱世の真っ只中にあった。
次々と新しい勢力が現れては消えていく波乱の時代であるが、
そんな時代においては時折、珍事も起こる。
歴史に『白・黒魔法国の変』と言う名で残る事件もその一つ
であった。


【After Warシリーズ外伝】


現在闇フィールドは多くの領土に分割されそれぞれが覇を争って
戦争をしているが、いずれも魔王と呼ばれる上級悪魔族の所領で
ある。
悠久の時を生きる悪魔族に比べ寿命の短い魔法使い族はこの数5
00年の間に幾度も世代を重ねたがその度に弱体化し、今では完
全に悪魔族の隷属種族に成り下がっていた。

しかし戦国時代のどさくさに紛れてある時突然、かつて栄えた
魔法使い族の国を復興させようと言う動きが現れた。
密かに生き延びてきたかつての有力魔法使い族の子孫である
ピケル、クランの両名によるものである。

『私白魔導師ピケルは光の王女の名において、古の魔法使い族に
よる国家の復活をここに宣言します』
『私黒魔導師クランは闇の王女の名において、古の魔法使い族に
よる国家の復興をここに宣言する』

2人が何らかの示し合わせを行っていたと言う歴史的な記録は
存在しない。
ただそれぞれの宣言は闇フィールドの北東部、南東部でほぼ同
時に行われ、悪魔族の支配を良しとしない魔法使い族に領土争
いから脱落した悪魔族も加わって勢力圏を築き上げた。
元首であるピケルが光属性であり白魔法を得意としたことから
ピケルの建てた国を『白魔法国』、闇属性で黒魔法を得意とし
たクランの国を『黒魔法国』と呼んだ。

ピケルとクランは建国に際し『王女の試練』と呼ばれる儀式を
行い『光の王女』、『闇の王女』を名乗ったが、それほど能力
的に向上した訳ではないようである。
しかし「光と闇の国が同時に興った」と言う事実は人々に全て
を飲み込む混沌を連想させ、魔法使い族の権威が復活されると
言う流言を呼び、活動を勢いづかせた。
…と言え、流言は所詮流言である。
年端も行かぬ少女に百戦錬磨の魔王の軍を防ぎきれる力は無く、
軍事的な勝敗はあっさりと決して、白黒の両魔法国は滅亡する
のであった。
具体的には白魔法国はハ・デス軍により、黒魔法国はデミス軍
によってである。

「………」

ハ・デス軍が臨時に設けた独房にピケルは幽閉されていた。
味方は次々と捨石となりピケルだけは逃がそうと努力してくれた
にも関わらず、最後まで逃げ切ることができないまま捕まってし
まったのだ。今はハ・デス軍が、自領へと引き返す途中にある。
戦勝と生還に沸き立つハ・デス軍の兵士たちとは対照的にピケル
のテンションは低かった。
特に最初は自らの無力さを嘆くばかりであった。
しかし今では少し気持ちが落ち着き、今後自分がどうするべきか
を考えるようになっていた。
まず彼女が目的としたのは独房から脱出すること。その次に北に
自分と同様決起したクランと言う魔法使い族がいると言うので、
そこへ落ち延びて再起を謀ることであった。
その事でピケルが目を付けたのは、最終的にピケルを捕らえた
ハ・デス軍の武将。
白銀の鎧に身を包んだ金髪の凛々しい美女だった。

(あの人は明らかに悪魔族じゃなかった。あの神々しいオーラは
多分天使族。何故天使族が悪魔にいるのかは知らないけど、上手
く手を貸してもらうことが出来れば逃げ出せるかもしれない…)

そんなことを考えていると、噂をすれば何とやら。ハ・デス軍を
率いてピケルの国を滅ぼした女将軍が鉄格子の向こうに見えた。

「あの、貴方…!!」

呼びかけに気づいた女将軍はゆっくりと独房に近づいてきた。

「何か用か?」
「貴方は天使族ではありませんか。何故悪魔族の所業に手を貸す
のですか!?」
「そんなことか」

女将軍は鼻で笑った。

「決まっているだろう。我が君、ハ・デス様の役に立つ為だ」

堂々とそう言い放つ彼女は、洗脳されている風ではない。
心の底から魔王ハ・デスを君主と仰いでいる、そんな様子だ。
500年間自分たちの先祖を迫害し続けてきた悪魔族に、天使族
が手を貸す彼女の心境は理解出来なかった。
悪魔族は同じ闇フィールドに住む魔法使い族の他に、『天空の聖
域』に住む天使族とも犬猿の仲であり、魔王の中には時折遠征し
ては砲火を交えている者もいる。

「どうやら貴様は私が何らかの理由で、宿敵であるべき悪魔族に
手を貸さざるを得ない状況にあるのではないかと思っていたよう
だな。あわよくば私を勧誘し、共に再起を謀ろうとしていたか。
だがそうはさせんぞ。貴様の身柄は本国に帰還し次第我が君に
差し出す。逃げられるなどとは思わんことだ」

それだけ言い放つと女将軍は門番により一層警戒を強めるように
言い渡して去っていった。

「本当に、どうして…」

天使族の女将軍の後ろ姿を眺めながらピケルは呟いた。
ーーーーー

それから数日かけて軍は帰還を果たし、兵士たちは久々に故郷
の土を踏んだ。
ハ・デス領の民衆は歓呼の声で英雄たちを迎え入れ、凱旋パレ
ードの際にはハ・デス自ら兵士一人ひとりに声をかけてこれを
労った。
しかしハ・デスにとって真の楽しみは戦争に勝ったことなど
ではなかった。
自分から見ればあんなチンケな勢力は潰せて当然である。
その幼き美少女元首を他の魔王に取られることなく自殺も
されることなく確保出来た、それが達せてこそ意味がある。

「魔法使い族の小娘は500年前にも捕らえて妾にした記憶が
あるが、あれは所詮身分卑しきに平民の娘に過ぎんかった。
高貴なる身分の娘を捕らえて犯すことこそ至高と言うものよ!」

分かりやすいほどに俗な考えが頭の中を縦横無尽に駆け回るのを
抑えることもなく、ハ・デスは今回最大の「戦果」を早く届ける
よう、自分が遣わせた遠征軍司令官へと通達した。
ーーーーー

手かせを嵌められ首輪をされた状態のまま、ピケルはハ・デスの
前に連れて来られた。逃げられないように首輪の先からは鎖が
伸びて、女将軍の手に握られている。

「敵将、光の王女を自称するピケルと言う娘を召し取って参り
ました」
「よくやったジャンヌ。よく休むがいい」
(ジャンヌ!?この人が!?)

同じ光属性の者としてピケルも名前だけは聞いたことがあった。
聖女ジャンヌ…天界の声域に住む天使族の中でも武勇に秀で
学もある理知的な美女剣士だと評判だった。
なら尚のこと、こんな魔王の下にいる理由も分からない。

「どうした?下がって休むがいい。恩賞は充分に取らせる」
「は、はい。失礼致します。我が君」

ジャンヌは恭しく礼をすると踵を返し、そのまま部屋を出て
行こうとした。その、ピケルと顔を並べた矢先。

ギロリ!!

目が合ったほんの一瞬だがジャンヌの凛々しい顔つきがデー
モン族のように歪み、ピケルを睨み付けてい
た。

(何?あの顔…)

何かジャンヌに気に入らないことでもしたのだろうか。
憎まれる理由など思い当たらないが…。
ぽかんとした顔で、ピケルはジャンヌの後姿を見送った。
しかしそこからはジャンヌのことを考えている余裕は無かった。
ジャンヌが去った後王座に座していたハ・デスは立ち上がり
ピケルの前まで歩み寄ってきた。

「小娘よ。貴様が光の王女か。魔法使い族の国を再興するとか
ほざいておるらしいな」
「そ、そうです。貴方達に滅ぼされたご先祖様の国をもう一度
作り上げるのです」

「無駄なことをする。貴様も、そして北のクランとか申す者も
既に滅ぼされておるではないか」
「クランも…!?」
「先ほど入った情報だがな。黒魔法国を称する者達は北に領土を
持つ我が友終焉の王デミスが滅ぼした」
(そんな…)

予想できなかったことではないが流石に動揺した。自分とクラン
が両方倒れてしまえば、完全に復興運動は途絶えてしまう。
しかしピケルの目の希望はまだ死んではいなかった。
絶望的な状況にありながらもピケルは気丈にも反論する。

「それでも、私達は諦めません。貴方達は500年前の人狩りで
主だった大魔法使い族の血は絶ったつもりでしょうけど、今奴隷
として働かされている人たちにだって志を持つ勇者はいるんです。
今回私達が敗れて死んだとしてもいずれ第二第三の私達が現れま
す。最期の一人になるまで私達は諦めません…!!」
「ふふふ。それは楽しみだ。貴様のように強く抗おうとする娘ほ
ど犯しがいがあると言うもの」
「犯…!?」
「さぁ参るが良い。可愛がってやるぞ」
「や、やめてください!触らないで!!いやああ!!」

嫌と言われて従うようなハ・デスではない。ピケルの首輪から
伸びる鎖を持ち、ぐいと引っ張ってピケルを引きずるように
自分の寝室へと運び込むと、ケダモノのようにピケルの法衣を
引きちぎって投げ捨てるようにベッドへと寝かせた。

「や、やめてください、やめて…!!」

ピケルの身体は恐怖で痙攣していた。震える声でやめて、助けて
と囁いていたがハ・デスは聞き入れる気など無い。
自身も仰向けに寝転がるとピケルの腰を持って宙へと浮かべる。

「いや、いや…たすけ、たすけ…っ!!??」

入れられたと言うよりは叩きつけられたと言うのが適切な表現
と言えた。
ハ・デスは山のように聳える自分の息子をピケルの秘部に上手く
入るように、掲げた少女の身体を思い切り引き落とした。

「い、いたああああああああああああああああ!!」

まだ一滴も愛液が出ていない状態で思いっきり突かれた痛さは尋常ではなかった。
ハ・デスの逞しい男根はピケルの処女幕など容易く突き抜けて
子宮まで達し、少女の中を圧迫した。

「い、いた、いた……はぁ、はぁぁぁ……」

余りの痛みに声もまともに出ない。目は焦点が合わず口も開き
っぱなしで、伸びた舌からは唾液が滴る。

(ぬ、抜い、抜いて……)

手足も動かずピケルはただ悶える他無かった。とにかく抜いて
欲しい、そして休ませて欲しい。それだけが彼女の望みだった。
しかしここで止める程ハ・デスが女の事を考えるような魔王で
あれば、ハナからピケルにこのような仕打ちはしなかっただろう。
むしろ元気に自分の手の中で儚い抵抗を繰り返す少女を無情に
犯しつくし泣き叫ぶ姿を楽しむのがハ・デスの趣味である。

そういう意味で、ハ・デスはあの時後悔していた。
500年前に魔法使い族を覆滅した折は部下に調教を任せっぱ
なしにしていた。今の彼ならばそのような真似はせず、捕らえた
少女一人ひとりに自ら鞭をもって励んだはずなのである。
今回は久々に戦によって奴隷を得たので、心のそこから調教を
楽しむつもりであった。

「お、お願いです…抜いて…抜いてください……痛い、痛いん
です、痛いの…本当に…」

先ほどまで気丈に抗っていた美少女が涙を浮かべ懇願する。
王女の誇りをかなぐり捨てて敵である魔王に頭を下げるピケルの
姿はハ・デスを満足させた。あまりに楽しくて口元が歪み過ぎて
困ると言った風である。
ここであっさり抜くのは楽しくないと、そのまましばらく刺しっ
ぱなしにしたまま腰だけを揺らしてやる。
ピケルの奥にごんごんと肉棒の先が当たる度にピケルは声に
ならない声を上げ、更に泣いて抜いてと言うのである。

「ぬ、ぬひ…ひゃんっっ…!!はぁ…はぁぁ……」
「ふはははははは。どれ、そろそろ余の方も我慢出来なくなって
きた。新品の中を楽しませてもらうとするか」
「や、やめて、ああああ!!」

ハ・デスはピケルと繋がったままベッドの中で体勢を変えて
ピケルを下に敷いてその上に跨る。
ピケルの緊張の方はピークに達しているみたいだった。
相変わらず焦点が合っておらず呂律も回っていない。
身体を通して、ピケルの心臓の振るえも伝わってくる。

「ふふふふふふ…それでは行くぞぉ」

限界を迎えつつあるピケルを無視した激しいピストン運動が
始まった。

「ひゃ、ひゃあんっ!だめ、いたひっ!いたひっ!!」

この時ピケルは本当に壊れると思った。気持ちよさなどとは
程遠い、心と身体へのダイレクトアタックはハ・デスの欲望の
限り続けられた。

「では中へと注ぎ込んでやろう。王の種をな!」
「いやいやいやいやいやいやああああああ!!出しちゃ駄目!!
駄目ですっ!!」
「ふふふふ」
「あああああああああーーー!!」

初めてをこんな男にされた上に、中にまで出された。
あまりと言えばあまりのシチュエーションにショックを受ける
ピケルだが、これは所詮始まりに過ぎなかった。ピケルは休む
暇も与えられないまま夜通し犯しつくされ、何度も中出しされた。

「……………」

全てが終わったとき、ピケルは身動き1つ取れる状態ではなか
った。だらしなく開かれた又からは微妙に赤の混じった強い匂
いの白い液体が止め処無く溢れ、意識も完全に飛んでしまって
いた。
そんなピケルを眺めながらハ・デスは楽しそうに言い放つ。

「はっはっは。流石に初めてだと疲れてしまったようだな。
それにしても初物は少々きつかったが、なかなかに楽しめたぞ。
これからは贔屓にする故、楽しみにするがいい」

ハ・デスはその直後大鼾をかいて爆睡し始めた。
ピケルも放心状態であったので、二人ともこの時ハ・デスの
部屋の外で爪を噛む女性の気配に気づくはずもなかった。
ーーーーー

その後ピケルはハ・デスの慰み者として飼われることになった。
与えられた部屋はそれなりに良かったが常に鍵がかけられて
おり、食事は届けられたものしか食べられず、部屋から出るこ
とが出来るのはハ・デスの寝室に召される時だけである。
ピケルはなんとか脱出の方法を考えたが実行することは出来な
かった。

「…」

ピケルはその日も自室のベッドの上で寝そべって過ごしていた。
机の上に山のように積まれた本はいずれもハ・デスに頼んだら
買って貰えたものだが全て目を通してしまいもう読む気に
ならない。
外には出られないため身体を動かすには冴えない運動器具を
用いるしかないが、それも飽きてする気にならない。

(皆、どうしているかなぁ…)

ベッドに寝転んでは亡国の際脱出に成功した仲間のことを思うが、
情報源が何もない上に手を貸せる状況にはないのでどうにもなら
ない。出来ることと言えば心配することだけ。
ぶっちゃけ、ハ・デスに抱かれる夜以外はまったくもって
暇なのである。

しかし今日は、誰も来ないはずの昼下がりに一人の人物が彼女
の下を訪れた。ピケルを捕まえた第一人者、元聖女のジャンヌ
である。ハ・デスしか持っていないはずの鍵を使い、ピケルの
部屋へと侵入してきたのだ。

「ジャンヌ…?一体どうし…」

入ってきた時から彼女が普通でないことは理解できた。
以前自分が一度だけ見た、自分を心の底から憎んでいるかの
ような視線を遠慮無く叩き付けながら入室してきていたのだ。
ピケルは何が何だか分からないままベッドから起きると
この珍しい客に歩み寄ったが、そのピケルを待っていたのは
『電撃鞭』の一撃であった。

「きゃあああああ!!」

ジャンヌの握力によって振り下ろされた鞭が衣服を裂き、肌を
打つ。更に流された電流が走り、激しい痛みを覚えつつ、ピケル
の小さな身体は床に投げ出された。

「な、何を……!!??」

倒れたまま振り向こうとした所、お腹に一撃踏み付けを食らわ
された。

「がはっっっ!!い、痛いいっ!!」
「下種がっ…!!」

ジャンヌは足でピケルの身体を押さえながら、腰の剣を抜く。
ピケルはあの日以来ジャンヌが自分を嫌っている…と言うか
憎んでいるらしいことは知っていたが、それが何故なのかは
分からなかった。そもそも日頃からピケルとジャンヌはまったく
接点無く過ごしているのだ。
自分に剣の切っ先を突きつけるジャンヌに、ピケルは尋ねた。

「ま、待ってください!!どうして!?」
「貴様が悪いのだ。貴様さえいなければ!!」
「私!?」
「貴様は以前私に、何故私が我が君の所にいるのかを尋ねたこと
があったな。それは貴様の死をもって教えてやる…!!」

剣は何の躊躇もなく振り上げられ、振り落とされた。そのまま
行けば間違いなく、鋭利な洋剣の切っ先はピケルの額から
鳩尾までを切り裂き、この少女は息を引き取っていただろう。
それがならなかったのは、振り落とされる瞬間にジャンヌの
攻撃が後方からの一喝によって止められたからである。
魔王の中には『冥王の咆哮』と呼ばれる一喝で相手の攻撃を
止め得る者も存在するが、それが出来る者は少ない。
そしてここでそれを行い得る者は一人しかいない。
ジャンヌは恐る恐る踵を返すと、たちまち萎縮した。

「わ、我が君…」
「随分と勝手なことをしているな」
「ち、違います。違うのです。この小娘めが、その…」
「言い訳は聞かぬ。貴様は余の部屋よりこの部屋の鍵を盗み出し
更には余の奴隷を手にかけようとした。万死に値する罪である」
「お、お許しを…」
「欲しいか?許しが」
「お願い致しますっ!!どうこ御慈悲をっ…!!」
(ふふふ)

ハ・デスによってその姿は滑稽であった。人間に慈悲を与え
悪魔を討つべき天使族の騎士が、這い蹲って魔王に慈悲を求める。
そのようにしたのが自分であるとは言え、笑みが毀れて仕方が
無い。結局、勝手なことをしたことによる罰は与えねばならん
が軽いもので済ませるということで落着した。

ピケルは何がなんだか分からないと言う風にぽかんと一連の
様子を眺めていることしか出来なかった。
しかしこの罰によりその夜、ピケルはジャンヌが自分を憎んでい
た理由や、ジャンヌが魔王に従う理由を知ることが出来た。
ーーーーー

「あんっ、あんっ、あんっ…!!」

その夜もピケルはハ・デスの女体のことを省みない激しい攻めに
遭っていた。ただし犯されるピケルの顔には綻びが見受けられる。
ピケルは既に初めての時のような痛みだけではなく、快楽を感じ
るようになっていた。
悪魔に抱かれ感じさせられることに屈辱を覚えながらも女として
の性を開発されていたのである。

「どうだ。良いか?ピケルよ」
「はぁ、はぁんっ…!!いや、嫌なのに、いい、気持ちいいですっ…!!」
「そうかそうか。ならば遠慮なく我が種を注ぎ込んでやろう」
「それは!中は、中は嫌ですっ!!」
「遠慮することはないぞ、それ!!」
「あーーーーー!!気持ちいいいぃぃぃぃ!!」

…と言うようなことが毎夜のハ・デス寝室の様子である。
しかしこの夜はもう1つの要素が付け加えられていた。

「はぁ…はぁ……」

部屋の隅に『闇の呪縛』で捕縛されている、ジャンヌ。
一晩そこに縛り付けることが彼女に与えられた罰であった。
口からは甘い吐息が溢れ、目は完全に緩みきっている。
身体もだらしなく垂れて、君主と奴隷の性交の様子を荒い息遣い
でじっと眺めていた。

(ああ、あの小娘、またイってる…。我が君の逞しい男根を
ああも激しく叩き込まれて、またイってる…!!
う、羨ましい、羨ましい……!!私も、私もああして…)

ジャンヌのスカートの中は既に愛液でぐしょぐしょだった。
鎧の下に隠れる乳首はピンと立ち、ブラのこすれにすら
反応し感じるまでになっていた。
子宮はうずきっぱなしで、すぐにでも何か…殿方の根でなくても
いいから、バイブなり剣の柄なり指なりを自分の大切な穴に
突っ込んで、胸もめちゃくちゃに揉み散らして、猿のように
イキ狂いたかった。
しかし身体を完全に拘束する『闇の呪縛』はそれを許しては
くれない。ただ他人が愛する君主と身体を重ねてよがり狂って
いるのを眺めながら自分は何も出来ずに見ているだけと言うのは
お預けを食らって放置されたままの犬も同然である。

「ああああ、達し、達しますっ!!」
(あの小娘、また…!!)

ピケルの身体がびくんとハネて、力なくベッドに横たわる。

(あんなに、あんなに満足そうに…!!あああ……)

涎が止まらない。涙すら出てきそうになる。

(私が…!!本来ならば私こそが、あそこに居るべきだと言う
のに…!!)
ーーーーー

元はと言えば、ジャンヌは『天空の聖域』を守護する武将の一人
であった。全ての欲を断ち、日々勉学と鍛錬にのみ精を出し、聖
域とそこに住まう同胞を守ることだけを考えていた。

ちょうど100年程前、『天空の聖域』にハ・デス軍が攻め込ん
だ事があったが、この時ジャンヌは部下を率いてこれを迎撃。
戦いは押したり引いたりで勝敗がつかず、とうとう大将同士の
一騎打ちで決めようと言うことになった。

しかし一騎打ちの途中…ジャンヌが勝ちかけたところで、彼女に
異変が起こる。
突如激しい痺れに襲われ、剣を振るどころか立っていることすら
ままならぬと言う状態に陥った。

「なんだ、なんだこれは……あっ…」

それが大きな隙を呼び剣を落とされると言う失態に繋がり、勝負は
ジャンヌの敗北に終わった。
大将が敗れたジャンヌの軍は全て降伏することになった。
ジャンヌは拘束されたままハ・デスの本陣へと連行された。

「ふっふっふ。先ほどは無様だったなジャンヌよ」
「あの時妙な痺れに襲われなければ…!!」
「天界屈指の武将らしからぬ言い訳だな。負けは負けだぞ」
「…それは分かっている。煮るなり焼くなり好きにすればいい」
「誰も殺すとは申しておらん。貴様のように美しい女子を損ねる
などもっての外、大切に飼うてやるぞ」
(下種が…!!)

騎士になると共に女であることを捨てたジャンヌにとって、下卑た
男に女扱いされることは何よりの屈辱だった。
しかし負けは負け。敗者は勝者に従うと言う掟に従い、ジャンヌは
部下達と共に拘束される身となった。
ジャンヌ軍の背後には天使族の後詰の軍が来ていたがハ・デス軍は
この時点で物資を使い切っていたために即座に撤退した。


闇フィールドの自分の領土まで引き返すと、ハ・デスは直ちに部下
の一人の悪魔と、ジャンヌ軍に参加していた一人の天使族を呼び出
した。それぞれ名を冥府の使者ゴーズ、冥府の使者カイエンと言う。

「ゴーズよ。その者か。貴様と通じていたと言う天使族は」
「はっ。我が旧知の者で、冥府の使者カイエンと申します」

ゴーズの紹介を受け、カイエンは恭しく礼をする。

「カイエンよ、ジャンヌの食事に痺れ薬を入れたそうだな」
「はい」
「同胞の恨みを恐れずよくやってくれた」
「ジャンヌを始めとする天使族の同胞には卑怯と言われましょうが、
後悔は致しておりません」

元々ゴーズとカイエンは敵対する種族に属しながらも旧知であった。
何時ごろからか互いに添い遂げたいと思うようになりながらも
カイエンの住む『天空の聖域』の掟とジャンヌ配下と言う立場が
それを許さず、ゴーズもカイエンも何時かこうするチャンスを
伺っていたのだった。

「ゴーズよ。約束通りカイエンに我が領土の臣民となることを許す。
夫婦(めおと)の契りを結ぶことも許可する。末永く絆を深めるが
良い。ただし今は乱世の世である。我らの平穏は勝利を重ねること
でしか守ることは出来ぬ。卿にはこれからも我が軍の将軍として、
しっかり働いて貰うぞ」
「ははっ!!」
「よし。卿らの分の恩賞は直ちに屋敷の方へ送らせる故、帰って
待つが良い」

ゴーズとカイエンは更に一礼すると自らの君主に感謝しながら
退出した。


二人を帰すとハ・デスは直ちにジャンヌの調教に取り掛かった。
ジャンヌは天界屈指の堅物故に落とすのに苦労する…かと思いきや
思いのほかあっさりと、陥落した。
色々と薬物を投入したのもあるが、最大の要因は性欲に対する
免疫がまったくなかったと言う事に尽きる。
半日も経たぬ内に、ジャンヌはハ・デスの身体の下に一糸纏わぬ姿
を晒し、顔を肉欲に歪めていた。

「あっ!あっ!ああああっ…!!」
「ふふふ。また達したな。どうだ、気持ちよかろう」

「ふっふっふ。先ほどは無様だったなジャンヌよ」
「あの時妙な痺れに襲われなければ…!!」
「天界屈指の武将らしからぬ言い訳だな。負けは負けだぞ」
「…それは分かっている。煮るなり焼くなり好きにすればいい」
「誰も殺すとは申しておらん。貴様のように美しい女子を損ねる
などもっての外、大切に飼うてやるぞ」
(下種が…!!)

騎士になると共に女であることを捨てたジャンヌにとって、下卑た
男に女扱いされることは何よりの屈辱だった。
しかし負けは負け。敗者は勝者に従うと言う掟に従い、ジャンヌは
部下達と共に拘束される身となった。
ジャンヌ軍の背後には天使族の後詰の軍が来ていたがハ・デス軍は
この時点で物資を使い切っていたために即座に撤退した。


闇フィールドの自分の領土まで引き返すと、ハ・デスは直ちに部下
の一人の悪魔と、ジャンヌ軍に参加していた一人の天使族を呼び出
した。それぞれ名を冥府の使者ゴーズ、冥府の使者カイエンと言う。

「ゴーズよ。その者か。貴様と通じていたと言う天使族は」
「はっ。我が旧知の者で、冥府の使者カイエンと申します」

ゴーズの紹介を受け、カイエンは恭しく礼をする。

「カイエンよ、ジャンヌの食事に痺れ薬を入れたそうだな」
「はい」
「同胞の恨みを恐れずよくやってくれた」
「ジャンヌを始めとする天使族の同胞には卑怯と言われましょうが、
後悔は致しておりません」

元々ゴーズとカイエンは敵対する種族に属しながらも旧知であった。
何時ごろからか互いに添い遂げたいと思うようになりながらも
カイエンの住む『天空の聖域』の掟とジャンヌ配下と言う立場が
それを許さず、ゴーズもカイエンも何時かこうするチャンスを
伺っていたのだった。

「ゴーズよ。約束通りカイエンに我が領土の臣民となることを許す。
夫婦(めおと)の契りを結ぶことも許可する。末永く絆を深めるが
良い。ただし今は乱世の世である。我らの平穏は勝利を重ねること
でしか守ることは出来ぬ。卿にはこれからも我が軍の将軍として、
しっかり働いて貰うぞ」
「ははっ!!」
「よし。卿らの分の恩賞は直ちに屋敷の方へ送らせる故、帰って
待つが良い」

ゴーズとカイエンは更に一礼すると自らの君主に感謝しながら
退出した。


二人を帰すとハ・デスは直ちにジャンヌの調教に取り掛かった。
ジャンヌは天界屈指の堅物故に落とすのに苦労する…かと思いきや
思いのほかあっさりと、陥落した。
色々と薬物を投入したのもあるが、最大の要因は性欲に対する
免疫がまったくなかったと言う事に尽きる。
半日も経たぬ内に、ジャンヌはハ・デスの身体の下に一糸纏わぬ姿
を晒し、顔を肉欲に歪めていた。

「あっ!あっ!ああああっ…!!」
「ふふふ。また達したな。どうだ、気持ちよかろう」

ジャンヌの中ではピケルに対する激しい嫉妬と憎悪が渦巻いていた。

(あああ、もう、もう我慢出来ないっ!!)

堪え切れなくなったジャンヌは、ハ・デスに向かって叫んだ。

「わ、我が君…!!お願いです、お願いですっ!!」
「どうした。貴様は一晩そこに縛り付けられる罰を賜ったのだ。
おとなしくしているがいい」
「でもっ……でもっ…!」

ジャンヌは涙で顔をぐしょぐしょにしながら抗議する。

「私はっ、勝ったのに!その小娘を捕まえたのに!!我が君は私に
何も言って下さらない!!愛してくださらない!!それは、それは
あんまりではありませんかっ!!女の幸せをくれると言って下さっ
たのにっ!!私、私より、そんな小娘なんかを……!!」
「側室を置くのは魔王として当然だろう。正室とは言えそれを
妨げる権利は無い」
「でも、でも…!い、一週間も二週間も相手にされなくて、私は、
私は限界なんです…!!我が君の愛が欲しいのに…!!」

とぼけた口調で平静を装っているがハ・デスはジャンヌの胸の内を
知っていた。知っていてとぼけている。
この性格の悪い魔王にとって正室とした女性でさえ玩具であった。
かつては何よりも誇り高かった天界の勇者が必死で悪魔の身体を
求める姿を見るのはとても楽しい遊びなのである。
なのでこれだけ泣きつかれても知らぬ素振りでピケルにキスをし、
乳首をいじくって、小さな身体を弄ぶ。

「やぁ…あんっ…そこは…」
「良いのだろう?ここが」
「いい…ですぅ…」
(〜〜〜〜〜〜!!)

ジャンヌは『闇の呪縛』で宙に浮くように拘束されているが、その
真下には愛液が水溜りのようになっていた。
下着で吸収しきれなくなった愛液から落下した雫もあるが、スカー
トへと染み込んでそれでも吸収しきれなくなりスカートの裾から
落ちた雫もある。
ここまで欲しているにも関わらず、愛する人は他の女に夢中で、
更に自分自身で慰めることすら許されない状況。
最早欲求と嫉妬でジャンヌは気が狂いそうだった。

(もう…だめ……私、私じゃなくなる……)

発狂するんじゃないかと思われた瞬間、ジャンヌを拘束していた
鎖がしゅるしゅると解かれ、ジャンヌの身体は床に落下した。

「あっ…?」

見上げるとすぐそこに、愛する男が仁王立ちしていた。

「わ、我が君…」
「貴様がそこまで言うのならば今夜は抱いてやろうか」
「!!!!」

そこからジャンヌがどういう経緯で一連の動作を行ったのかは
覚えていない。とにかく数秒と経たぬうちに煩わしい鎧、スカート、
下着全てを脱ぎ捨てて、押し倒すようにハ・デスの肉棒を頂いてよがり狂っていた。

ジャンヌの中ではピケルに対する激しい嫉妬と憎悪が渦巻いていた。

(あああ、もう、もう我慢出来ないっ!!)

堪え切れなくなったジャンヌは、ハ・デスに向かって叫んだ。

「わ、我が君…!!お願いです、お願いですっ!!」
「どうした。貴様は一晩そこに縛り付けられる罰を賜ったのだ。
おとなしくしているがいい」
「でもっ……でもっ…!」

ジャンヌは涙で顔をぐしょぐしょにしながら抗議する。

「私はっ、勝ったのに!その小娘を捕まえたのに!!我が君は私に
何も言って下さらない!!愛してくださらない!!それは、それは
あんまりではありませんかっ!!女の幸せをくれると言って下さっ
たのにっ!!私、私より、そんな小娘なんかを……!!」
「側室を置くのは魔王として当然だろう。正室とは言えそれを
妨げる権利は無い」
「でも、でも…!い、一週間も二週間も相手にされなくて、私は、
私は限界なんです…!!我が君の愛が欲しいのに…!!」

とぼけた口調で平静を装っているがハ・デスはジャンヌの胸の内を
知っていた。知っていてとぼけている。
この性格の悪い魔王にとって正室とした女性でさえ玩具であった。
かつては何よりも誇り高かった天界の勇者が必死で悪魔の身体を
求める姿を見るのはとても楽しい遊びなのである。
なのでこれだけ泣きつかれても知らぬ素振りでピケルにキスをし、
乳首をいじくって、小さな身体を弄ぶ。

「やぁ…あんっ…そこは…」
「良いのだろう?ここが」
「いい…ですぅ…」
(〜〜〜〜〜〜!!)

ジャンヌは『闇の呪縛』で宙に浮くように拘束されているが、その
真下には愛液が水溜りのようになっていた。
下着で吸収しきれなくなった愛液から落下した雫もあるが、スカー
トへと染み込んでそれでも吸収しきれなくなりスカートの裾から
落ちた雫もある。
ここまで欲しているにも関わらず、愛する人は他の女に夢中で、
更に自分自身で慰めることすら許されない状況。
最早欲求と嫉妬でジャンヌは気が狂いそうだった。

(もう…だめ……私、私じゃなくなる……)

発狂するんじゃないかと思われた瞬間、ジャンヌを拘束していた
鎖がしゅるしゅると解かれ、ジャンヌの身体は床に落下した。

「あっ…?」

見上げるとすぐそこに、愛する男が仁王立ちしていた。

「わ、我が君…」
「貴様がそこまで言うのならば今夜は抱いてやろうか」
「!!!!」

そこからジャンヌがどういう経緯で一連の動作を行ったのかは
覚えていない。とにかく数秒と経たぬうちに煩わしい鎧、スカート、
下着全てを脱ぎ捨てて、押し倒すようにハ・デスの肉棒を頂いてよがり狂っていた。
「あっ!!あっ、ああああっ、あああああああっっ!!あんっ、
あんっ、あんっっっっ!!!」

もう何度イッたかすら分からない。とにかく秘所も唇も胸も腰も
うなじも全部、自分が感じられるところは全て感じさせて貰う。
しかし全然足りない。幾らヤっても満足出来ない。
だったらヤるしかない。満足出来るまで何度でも、何度でもヤる。

(ああああああ、し、幸せ!!!!私、最高…!!!あ、ああ、
ああああああああ!!!)

その顔には、凛々しかったかつての面影は見られない。
まさに男性の男根を貪ること以外のことは考えられない豚と言う
表現が適切過ぎる姿だった。
しかしジャンヌにとってはそれでこそ本望と言うものだった。
『天空の聖域』では絶対に手に入らなかった幸せを、こうして
手に入れることが出来たのだから。

「…」
「む?」

ジャンヌにばかり気を取られていてハ・デスは気がつかなかったが、
先ほどからピケルがじっと見ている。
この時ピケルもまた、ジャンヌに対して嫉妬のような感覚を覚えて
しまっていた。

(この二週間、私が気持ちいいことをされていたのに。何故こんな
年増が私の席を…)

この時既に彼女の中でも魔法使い族の国の再興はどうでもよくなっ
ていた。第一、物理的に不可能と悟っていることでもあるし、未練
は無くなっていた。ならハ・デスに教え込まされたことを、もっと
したい。少なくともこんなオバサンに取られるのは絶対嫌だった。

「あの、私も…」
「ほう。貴様は余とは敵同士と言っていたが、余を求めるのか?」
「もう、あれはいいです…。ハ・デス……様と、一緒がいいです…」
「よかろう。面倒を見てやろう」
「い、いけません我が君!あのような小娘に!!」
「…オバサンはうるさいです」
「小娘ええええええ!!」
「ふふふふふ。二人まとめて可愛がってやる。喧嘩をする者は抱い
てやらんぞーー!!」

その次の日、ゴーズとカイエンが出仕すると主君の姿は無かった。
腰痛で政務が執れないから代わりにやっておいてくれと言う伝言
だけが残っていたと言う。
ーーーーー

こうしてピケルは王女からハ・デスの妾へと身を窶し、先輩と言え
るジャンヌと共に一生囲われて過ごした。
しかしピケルは己を不幸とは思っていなかった。
正確には思えない程に頭をおかしくされたと言う方が正確だが、
本人が気づかぬのでは関係の無いことである。

散り散りになった光魔法国の元構成員も少しずつ見つけ出されては
殺されていき、二度と国旗が世にはためくことはなかった。


〜fin〜
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