最終更新:ID:scMDTw1MMA 2009年11月02日(月) 19:37:10履歴
友と話しているマスターを私は遠くから眺めている。人間のように走れる足なんてない。
けれどマスターの安全を確認できる目のようなものならある。それで彼の姿を確かめることができる。
ヘアバンドで纏めたオレンジ色の鮮やかな髪。他の人や私よりも一回り小さい身長。
優しさという強さを秘めているけれど、何処か無鉄砲な幼さを残しているあの表情。
私はあの人の全てが好きだった。決して打ち明けることのない、そして打ち明けることもできない想い。
エンジンの音が響き、マスターの手が私の黒い体を撫でるのを感じた。
子供たちを慰め、デュエルモンスターを操ってきた力強い手。そしてそれが私を走らせる。
「よっし、んじゃブラックバードデリバリー、行くぜ!」
いつもの強気な口癖。本当に返事をしたつもりではい、と心で呟いた。
私が人間だったら…マスターに向かって力強く返事をできるのに…
それでも少しでもマスターの思いに答えたくて、身体中の力を使って速度を上げる。
ホイールオブフォーチュンにも負けない速度。もきっとマスターの贈り物と言えるのだろう。
風を切り、マスターの髪が揺れる。走らせることにも意識を向けつつ、私はまたマスターに見惚れていた。
私はDホイール、マスターは人間。どんなことをしても届かない思い。
それでも私は幸せ。マスターに作られ、マスターを乗せて走り、そして彼を守ることができて。
だからマスター、どうか私の心…ずっと知らないでください。
けれどマスターの安全を確認できる目のようなものならある。それで彼の姿を確かめることができる。
ヘアバンドで纏めたオレンジ色の鮮やかな髪。他の人や私よりも一回り小さい身長。
優しさという強さを秘めているけれど、何処か無鉄砲な幼さを残しているあの表情。
私はあの人の全てが好きだった。決して打ち明けることのない、そして打ち明けることもできない想い。
エンジンの音が響き、マスターの手が私の黒い体を撫でるのを感じた。
子供たちを慰め、デュエルモンスターを操ってきた力強い手。そしてそれが私を走らせる。
「よっし、んじゃブラックバードデリバリー、行くぜ!」
いつもの強気な口癖。本当に返事をしたつもりではい、と心で呟いた。
私が人間だったら…マスターに向かって力強く返事をできるのに…
それでも少しでもマスターの思いに答えたくて、身体中の力を使って速度を上げる。
ホイールオブフォーチュンにも負けない速度。もきっとマスターの贈り物と言えるのだろう。
風を切り、マスターの髪が揺れる。走らせることにも意識を向けつつ、私はまたマスターに見惚れていた。
私はDホイール、マスターは人間。どんなことをしても届かない思い。
それでも私は幸せ。マスターに作られ、マスターを乗せて走り、そして彼を守ることができて。
だからマスター、どうか私の心…ずっと知らないでください。
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