達成感?実プレイ?何の事です?


対応レベル:2〜3



導入

子供の行方の事件から数週間後、冒険者の店に再び同じ村からの依頼が来る。
ただし今回は村ではなく、あくまで個人からの依頼らしい。
依頼人はリチャードと名乗る少年で、前回と同じ冒険者(つまりPC)を指名してくる。
リチャード(人間、男、17歳)
一般技能:ハンター2
あの村で狩人として生計を立てている少年。一人称は「僕」。
父親を早くに失い、病気がちな母と2人で暮らしている。
やや気弱そうに見えるが、親孝行な少年として周囲の評判はまずまず。

少年の依頼

リチャードはPCを見ると「以前はどうも」と礼儀正しく頭を下げる。
シーフ技能を持つキャラなら、確かにあの村で見かけた顔だと思い出せる。
目立たない感じの少年だが、美少女レニーと親しそうにしていたので印象に残っている。

リチャードはあるの探索を手伝ってほしいと語る。
村の裏山に咲く珍しい種類の花で、レニーのように白く美しい。
(……とうっかり説明してリチャードは顔を真っ赤にする)
その花は王国全域でも珍しい品種で、市場にもほとんど見かけられない。
リチャードはその花をどうしても手に入れたいという。

詳しい事情を聞くならリチャードはためらいつつも話す。
2週間前、村で有数の地主の息子がレニーに結婚を申し込んだ。
同じようにレニーを狙っていた連中も慌てたのか、続けざまに求婚が殺到した。
最終的には合わせて5人の有力者(の息子)がにらみ合う結果となった。
そいつらから激しく言い寄られたレニーは、大勢の村人が見守る中で一つの条件を出した。
「ある珍しい白い花を手渡してくれた方の愛を受け入れます」と。
それが1週間前の話で、男たちはその花の情報を求めて各地に散らばっていった。

実はその白い花とはリチャードとレニーの想い出の花だった。
村で生まれ育った幼馴染の2人は、小さい頃しばしば一緒に遊んでいた。
そしてある日、リチャードが裏山で「白い花」を見つけて彼女にプレゼントした。
幼いレニーは旅の賢者からそれが非常に珍しい花だと教えられ、大いに喜んだ。
そのときレニーは「私たちの結婚式でもこの花を飾りましょうね」と無邪気にリチャードに笑いかけた。
そう、1週間前のレニーの言葉は、実はリチャード個人に向けられていたのだった。

自分の家は貧乏なので結婚すればレニーに苦労をさせるだろう。
しかし彼女を好きだという気持ちは抑えられない。
だからリチャードは裏山で花を見つけてレニーに結婚を申し込むことを決意した。
もちろん裏山には行ったが、独力で調査できる範囲では花を見つけることができなかった。
冒険者の力を借りてもっと険しい場所を調べなければならない。

ちなみにリチャードが支払える報酬は、2000ガメル相当のルビーの指輪のみ。
実はリチャードの母親が彼のために唯一の装飾品を譲り渡してくれたという泣かせる設定。

花の探索

裏山のマップは面倒なので省略。ここがシナリオのメインなのでGMは頑張るように。
危険な地形をいくつも突破した先にリチャードが説明した通りの美しい花が咲いている。

冒険の結末

花を手に入れて村に戻ると、レニーは子供たちを小川のほとりに集めて歌を歌っている。
その歌が終わるのを待ってリチャードは花を彼女に手渡す。
レニーは驚きのあまり呆然とするが、やがて感極まってボロボロと涙を流す。
2人は強く抱きしめあい、それを見た子供たちはヒューヒューとはやしたてる。

この後、村人たちもリチャードとレニーの婚約を祝福してくれる。1000経験点

次シナリオ→奪われた花嫁
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