達成感?実プレイ?何の事です?


対応レベル:3〜4



導入

PCはまたまたシンシアから呼び出される。
彼女は以前と同様に手袋をしているが、今はドレスとのコーディネートをきちんと考えられている。

今回のシンシアの依頼は、険しい山地に咲く稀少なを採取してこいというもの。
報酬は全員合わせて10万ガメルを約束される。
PCは「もし採って来なかったら許さないわよ!」と念入りに脅され屋敷を出る。

情報収集

街で花に関する情報を集めるなら、ほぼシンシアの説明通りで間違いないという結論になる。
その花は非常に稀少だが、美しさに惹かれ買い求める好事家は多い。
ごく稀に発見されて取り引きされる場合も万単位の価格になって一瞬で市場から消える。
そしてシンシアの指定した山地なら、今の季節その花が見つかってもおかしくないらしい。

高嶺に咲く花

目的地となるのは標高1000メートル近い険しい岩山。
通りすがりの獣やオーガーやグリフォンと遭遇するなど波乱万丈の探索になる。

幾多の困難を突破して花を回収することができれば任務成功。
あとは街に帰還してシンシアに花を渡すだけ。

帰還

シンシアはPCが帰ってきたのを見ると顔を輝かせるが、慌てて怒り顔になって「遅いわよ!待ちくたびれたじゃない!」と罵りの声を上げる。
(どんなに帰りが早かったとしてもシンシアは遅い遅い遅いと連呼する)

シンシアに花を直接手渡すことで任務は達成。
なおシンシアが意識している人間男キャラが手渡した場合、彼女は1ラウンドほど呆然として我に返る。

ここでPCが約束の報酬を求めても、シンシアは「今は気分が乗らないから明日また来なさいよ!」と無茶苦茶なことを言い出す。
「いい?明日の午後6時。1分でも遅れたら承知しないわよ!」と勝手に決める。
「あと遅れた罰として、あんたたち明日は朝食と昼食抜き!いいわね!?」とさらに無茶苦茶な要求。
シンシア的には全て決定事項なのでどんな反論も無駄に終わる。

晩餐会

翌日の午後6時頃にPCがシンシアの屋敷を訪ねると、丁重に庭に通される。
庭には大きなテーブルが設置されており食事の用意がされている。
テーブル上にはPCが回収してきた花も飾ってあり繊細な美しさを見せている。

そわそわと立っていたシンシアはPCの姿を見ると「何よあんたたち、人が食事をしてる時に来るなんて非常識と思わないの!」と言い出す。
そして「ふん、まあいいわ。お花を届けてくれたこともあるし、少しだけなら食べさせてやってもいいわよ」と勝手に話を進める。
どうやら彼女的には「夕食中に突然やって来たPCにお情けで食事を分けてやる」という設定らしい。
しかし席の数や料理の量を見ると明らかにPCの人数分が用意されている。
それを指摘するなら「私が食べようと思って用意してたの!」とムキになって言い張る。

この段階で報酬のことを質問しても華麗にスルーされる。
PC全員が席につくと、シンシアは自信ありげに料理を運んできてテーブル上に並べる。
「いつもあんたたちが食べてるような安物とは違うんだから味わって食べなさいよ!」とありがたい忠告つき。
シンシアはPCが食事を口に運ぶ様子を緊張した表情で眺めている。
この料理の出来は、技能レベルと器用度ボーナスと材料補正などから基準値を8とする。
それに2Dを加えた達成値が料理の味となるので、GMはオープンダイスで決定すること。
もちろん1ゾロだったら大惨事
最悪の場合でもワインだけは年代物の逸品なので我慢するように。

依頼の背景

PCの毎度の働きに感心したシンシアは、労いのため何かをしてやろうと考えた。
そして、気になるあいつに女の子らしいところも見せたいという心理が働いたのか手料理を振る舞うことにした。
しかし彼女は料理などしたことがなかったので、国中から高名な料理人を集めて教えを受けた。
慣れないことをやったので手には多数の切り傷ができ、それを隠すために手袋をはめたりもした。
ついでに大量の試食をしたので体重が増えたりもした。
最近ようやく自信が持てる腕前(コック技能4レベル)になったシンシアは、PCに豪勢な夕食を振る舞うことにした。
しかしそれをするにも周囲に納得させるだけの口実がいるので、わざわざ入手困難な高額な花を取ってくるようにと命じたのだった。

シンシアの罠

シンシアは席を回りながら「ほら、味はどうなのよ!?」と落ち着かない表情で聞いて回る。
特に人間男キャラの反応が気になっている様子。
料理の出来(正確にはPCの反応)によってシンシアの反応も様々。
例1:「当然!私の夕食なんだからまずいわけがないわ」(得意顔)
例2:「ふん!そういうのを貧乏舌って言うのよ!救いがたいわね!」(怒り顔)
このときシンシアはうっかり手袋を外すので、傷だらけになった両手が露になる。
それを見られたシンシアは顔を真っ赤にして「階段で転んだだけよ!」と慌てて両手を後ろに回す。
「わ、私があんたたちのために料理なんかすると思ってるの!?自惚れもいい加減にしなさいよね!」と聞かれてもいないのに超必死

楽しい?食事が終わると、いよいよ報酬を受け取ることになる。
約束の報酬10万ガメル金貨の形でPCの眼前に運ばれてくる。
PCが金貨の詰まった重い袋を受け取ると、シンシアは今回の料理にかかった材料費を延々と読み上げはじめる。
「…以上、約16万ガメル分の夕食をさせてあげたわ」。
シンシアは当然のように袋を取りあげ、「さあ、残り6万ガメルを支払ってもらいましょうか」と涼しい顔で言う。
(※PCの金が余っている場合、万一にも払うと言い出さないよう請求額をさらに上げてもいい)

PCがポカーンとしているなら「何?もしかして払えないの?」とシンシアはわざとらしく睨みつけてくる。
「じゃあ今回は特別に私の奢りということにしてあげるわ。寛大な処置に感謝なさい」
このありがたい申し出によってPCが借金を背負わされる事態は避けられる。
ただしPCが受け取る金銭も無しで、報酬は先ほどの夕食だけということになる。

「さて、これで私はあんたたちの恩人というわけね」とシンシアは得意顔。
「恩を返したいと思うなら、これからも私のために馬車馬のように働くこと」
「これからもずっとずっと私の命令は絶対厳守。逆らったら許さないんだからね!」
PCはこのような一方的な理屈でシンシアの忠実な下僕ということにされてしまう。

冒険の結末

花を発見してシンシアに届けることができたならシナリオ成功とする。1000経験点
以後、シンシアは毎週のようにPCに呼び出しをかけるようになる。
実際に何か依頼を受けることもあるが、単に話相手とされることもしばしば。
彼女の要求はだんだんエスカレートしていくが、それに伴い人間男キャラへのデレ度も上昇していく。
GMは彼女のツンデレぶりでPLを大いに楽しませること。
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