土に充分なミネラルが無ければ、そこで育つ野菜もまたミネラル不足になる。
日本の野菜は、戦後50年間で大幅にミネラル含有量が減っています。
それは、化学肥料や農薬のせいで土の性質が次第に変わり、それに伴ってミネラル分も失われてしまったから。
では、実際どのくらい減ってしまったのか。

鉄分を例に見てみる。
と、その前に鉄分のお仕事。鉄の摂取が減ると貧血になる。
貧血とは、血液中の赤血球数・血色素濃度・ヘマトクリット値が減少した状態のこと。症状としては皮膚蒼白・動悸・めまいなど。体内で何が起きているかといえば、実は酸素不足。
体内の鉄はその70%が赤血球のヘモグロビン(色素たんぱく)に含まれていて、酸素運搬の働きをしている。鉄欠乏性貧血は、日本人女性では8〜10%認められるという。つまり10人に一人が貧血。

身近な野菜で、ほうれん草、にんじん、大根。
これらに含まれる鉄分の量を、戦後50年のなかで比較してみると、驚きです。
以下、1945年→1982年→2005年の順に鉄含有量の推移。単位はmg。
 【ほうれん草】 13→3.7→2
 【にんじん】 2→0.8→0.2
 【大根】 1→0.3→0.2
鉄分豊富といわれる「ほうれん草」でさえ、およそ1/7に減少。「にんじん」は1/10、大根は1/5に減少しています。いかんせん、減り過ぎですよね。

さて、農作物からミネラルが減れば、それを飼料とする家畜、つまり食肉類にも当然その影響が及んでいます。我々の口に入る食物が、全方位的にミネラル不足になっている。
グルメだ何だと日本人の食生活は豊かになったといわれるけれど、それは動物性タンパク質や脂肪が増えたこととイコール。その現れが、肥満や成人病の増加。
その半面、ミネラルは確実に不足していて、それによる健康障害もまた著しく増えています。
ではその不足分をサプリメントで補う? いや、そんな場当たり的なことでいいのだろうか。
長い時間をかけてダメにしたものは、やはり同じだけの時間をかけて直さないといけないんじゃないかな。
・・・と、昨日メタボ検診で生活指導を徹底的にやられた私は思うのであった。
‘サンプラザ中野’似のドクター・・・、マジ怖かったorz

<2009/10/01記>
  • twitter
  • livedoor クリップ
  • はてなブックマーク
  • delicious
  • Yahoo! ブックマーク
  • niftyブックマーク
  • Buzzurl

Wiki内検索

Menu

ここは自由に編集できるエリアです。

フリーエリア

Wikiをはじめる

マイページ