娘子(をとめ)らが 織る機(はた)の上を 真櫛(まくし)もち 掻上(かか)げ栲島(たくしま) 波の間(ま)ゆ見ゆ
◎未通女等之 織機上乎 真櫛用 掻上栲嶋 波間従所見
◎作者未詳
◎乙女たちが織りなす機の上を、櫛を操って糸をすき整えることを「たく」というが、そんな妻の姿が…。あゝ栲島が、波の間から見えることだね。(かなり勝手な自訳)
【補説】
「掻上(かか)げ」までが、その次の「栲島(たくしま)」を起こすための序詞になっている。見え隠れする「栲島」に、故郷で待つ妻を言寄せたレトリックとみられる。
「掻上(かか)げ」とは、織り機にかけた糸の筋を櫛ですいて整える意味の「たく」が、同音の「栲島」を起こす。
「真櫛」の「真」は完全さや純粋性をほめる接頭語。
◎未通女等之 織機上乎 真櫛用 掻上栲嶋 波間従所見
◎作者未詳
◎乙女たちが織りなす機の上を、櫛を操って糸をすき整えることを「たく」というが、そんな妻の姿が…。あゝ栲島が、波の間から見えることだね。(かなり勝手な自訳)
【補説】
「掻上(かか)げ」までが、その次の「栲島(たくしま)」を起こすための序詞になっている。見え隠れする「栲島」に、故郷で待つ妻を言寄せたレトリックとみられる。
「掻上(かか)げ」とは、織り機にかけた糸の筋を櫛ですいて整える意味の「たく」が、同音の「栲島」を起こす。
「真櫛」の「真」は完全さや純粋性をほめる接頭語。
このページへのコメント
作者未詳歌は、実際に人の口、営みに磨かれてきた洗練さがありますね。
Posted by towaco 2009年11月24日(火) 05:34:48土偶さん、未詳歌には秀歌が多いって、以前お書き下さったけど、
確かにそう思います。
本当に寒いねぇ。今も私、室内でダウン着てます。
おやすみなさい。
そうですね。
Posted by towaco 2009年11月24日(火) 05:31:18まず編者の方々、朝鮮由来の人ばかりですし。
表現として漢詩(漢語)からの引用も少なくないです。
というか、漢字だものね。
そういえば、万葉集に触れていて、
中国語をやっていて良かったなって思ったことが何度かありました。
作者未詳は、口伝で長く土地に伝わってきた歌。
Posted by 遮光土偶 2009年11月24日(火) 05:29:52いいですねえ、今日の歌、つくづく。
それでは二度ねします。
今朝は、しぐれ。
さぶさぶ。
スカッと晴れた日だった、と私は思います。
Posted by towaco 2009年11月24日(火) 05:28:05浪間にチラ見えするような見え方は、
曇りだと全く見えないだろうと。
万葉集も本気で理解しようと思うと
Posted by 遮光土偶 2009年11月24日(火) 05:27:00漢語や朝鮮語の理解が必要となるそうです。