.hack//G.U.の二次創作。女性向け。オーハセメイン。一部18禁。絶賛自家発電中


   Δ隠されし 禁断の 聖域



「『The World』の女神にも、報告しておくべきかな?」

「・・・・・・報告されても、困るんじゃねーの」

 男同士だし。

 ふてくされた顔で、最後の言葉はごにょごにょとにごす。

 公衆の面前で、誓いのキスという名の公開プレイの後、ハセヲはグリーマ・レーヴ大聖堂に拉致られた。
 不本意極まりない、ドレス姿のままで。

「そんなことより、早くコレ元に戻せよ!なんか、足、スースーするしっ」

 さっきから装備を変更しようとしているのに、どう頑張っても出来ない。
 データ上でなく、物理的に(碑文使いならではだ)脱いでやろうとしても出来ないのだ。

「いいじゃないか。可愛いぞ。よく、似合っている」

 ・・・さらりとこーゆー事言うんだな、オーヴァンて。場馴れしてるっつーか。

 今さらだが目の前の男が、ろくでなしなんじゃないかと気付く。

「・・・女じゃないんだから、カワイーとか言われたって・・・」

「卵が先か、ニワトリが先か」

「は?」

「よくある問い掛けだ」

 いや、それは聞いたことあるけど・・・

「何言ってんだよ?今その話が出てくるのが、全然わかんねー」

「お前が可愛いから愛しいのか、・・・愛しいから、可愛いと思うのか」

「なッ!?」

 カァァッ、と顔が熱くなったのが分かった。
 いや、顔だけじゃなく、身体も。

 な、何いきなりこんな事言い出してるんだ、コイツ!?

 オーヴァンの真意を図ろうと目をみれば、いつにない熱っぽさでますますドギマギしてしまった。
 こういう時だけ、あの色眼鏡は反射せずに目を見せるのだ。・・・ずるい。

「お、オーヴァン?熱でもあるんじゃねーの?なんかっ、変、だぞ」

「俺が変なのは、いつもの事だろう?」

「自覚、あるんだ・・・・・・」

 脱力しそうな受け答えの間にも、オーヴァンは間合いを詰めてくる。

 こんな正面から真っ直ぐに見つめられて、しかも、そんな熱っぽい目で見るとか、もう、そんなんでオレの動きは封じられる。
 そんなに見つめられると何だか恥ずかしくて、目を逸らしたいのに逸らせない。

「オー、ヴァン」

「ハセヲ」

 その声は優しくて熱っぽくて。
 自分の名前なのに、とてつもなくエロい事を言われたようで。

 身体が勝手に、反応してしまう。

「あ・・・!」

 正面から、優しく優しく抱きしめられた。

 オーヴァンの身体が触れたところが、熱い。

 心臓が一気に、速くなる。

 リアルで体内を駆け巡る血の音だとか、そんなもんまで聞こえる。

「ふっ・・・・・・」

 唇をふさがれて。

 吐息が、いやらしく洩れる。

 さっきの比じゃないくらい、強い水音が、静謐な空間に響いて。

 背徳感とないまぜになった快感が湧き起こる。

「ヤバイって・・・。誰か来たら・・・ぁ、」

 それでも、人の目が気になるハセヲは心配せずにはいられなかった。

 だってここは、ロストグラウンドの中でも一番メジャーなトコだ。
 BBSにも載っている、初心者でもすぐ来られるエリアだ。いつ誰が来てもおかしくはない。

「見せつけてやればいいじゃないか。俺のハセヲは、こんなにも・・・・・・悦い、とな」

「だから・・・っ!」

 懸命に大きな男を押しのける。

「そういうの、イヤなんだってば!オ、オレだって・・・・・・・・・したい、けど、
 せめてその、見えないトコに隠れるとか・・・」

 顔を耳まで赤く染めたハセヲを前にして、オーヴァンは溜息をひとつついた。

 キスぐらいでいつになっても初心な反応は楽しいが、もう少し自分との関係に前向きになってもらいたいものだと思う。

 しかしそれは、(成長したとはいえ)青春の縮図のようなハセヲにとって、少し酷というものだった。

 彼にとっては恋愛の対象は女の子であり、ましてや『志乃(好きなひと)を助ける』という目的でなりふり構わず
戦ってきたのだ。
 いくらオーヴァンへの気持ちが、志乃へを上回る恋愛感情だったと気が付いたところで、そう素直に認められるわけがない。
 まして、人前で堂々となど。

 そんな踏ん切りのつかないハセヲをオーヴァンは、悪く言うと手籠めにして手に入れたのだ。

 妹以外に唯一、彼が執着した存在だったから。

 ハセヲが彼を、呼んだから。彼を、想っていたから。彼も、想っていたから。

 だから自分は『The World』(ここ)にいるのだと、オーヴァンは識っている。


「・・・こっちへおいで。ハセヲ」

 大きな手を差し伸べて、オーヴァンが不敵に微笑む。
 その言葉に、ハセヲが逆らえないのを知っているから。

 蕩けそうな瞳のまま、少年はその手を取った。
 その華奢な身体を抱き、軽く床を蹴って祭壇を飛び越える。

「ここなら、誰も見る事は出来ないな」

 本来、PCが立ち入る事の出来ない祭壇裏。その祭壇の陰ならば、確かに見られる事はないだろう。

 背中を祭壇に押し付けられたハセヲは、自分の頭がはみ出していないかを確かめて、やっと少し安堵する。

「う、んっ・・・・・・ふ、ぁ・・・」

 唇を貪られる。

 また水音が響いて。

 その音がふいに訪れる誰かに聞かれるんじゃないかと、また気になったけれど、そんな余裕はもうオーヴァンが
与えてくれなかった。

 自分ではどうしても脱げなかったドレスが、オーヴァンの手で魔法のように脱がされて。

 いや、−−−−下着、だけだけれども。

 剥き出しになった性器を、口に含まれた。

「ンアッ!?」

 受けた事のない刺激に、ハセヲの口から高い声が洩れる。

「ちょ、オーヴァ、ァ、ンンッッや、あっ、は・・・っ!」

 捲り上げられたスカートの中で、青い髪がいたずらにゆれる。

 すでに白く霞みそうな視界でそれを捕らえれば、眼鏡からずれた青い瞳が見えた。

 こちらを見て、それが微笑って。伏せられた。

 もっと、見たいのに。

 手を伸ばして、その邪魔な色眼鏡をはずしてやろうと思った。

 でも、その手は捕まえられて。

「悪戯はいけないな・・・」

 眼鏡を通して見つめられて。それがなんだか、遠く感じて妙に寂しかった。

「や、だ・・・・・・」

 外してみせて、とお願いすることは出来なかった。

 すぐに与えられる刺激に、言葉なんて出す事が出来なくなったから。

「アアアッッ!?」

 ペニスを舐めていたざらつく舌が、尻の穴に入ってきて。

 熱くてねっとりとしたそれに、身体の感覚が全部持っていかれる。

 与えられる快感に、腰が勝手にびくんびくんと跳ね上がり。

 出てくるのは言葉じゃなく、嬌声。

 ハセヲの自由になるものなんて、今は何もなかった。

 とろとろと流れ出る雫を吸い上げられて。

 いつの間にか素手になった節ばった指に、内を掻き回されて。

 体の中心が、ずくずくと疼く。

「悪い子には、お仕置きが必要だな・・・」

「ふぉ・・・ぁ、ん・・・っ」

 名前を呼んだつもりだった。

 でも実際に出たのは、擦れきって甘えるような意味を為さない声だけだった。

 お仕置きと言われて、期待した。

 でも実際にはその期待は叶えられなくて。

 長い指に掻き回されたまま、それ以上そこへの新しい刺激は与えられず、ストッキングがビリビリと破かれた。

 ドレスの上半身は引きずり下ろされ、胸元が露わになる。

 まだ直接そこへの刺激は受けていないのに、恥ずかしいくらい乳首が紅く勃起している。

「ゃ、あ・・・っ」

 求めるものは与えられないのに、快楽だけが高められて、ハセヲの目に涙が滲む。

 フ、とハセヲをいいように蹂躙している男が笑った。

 体のあちこちを舐め回した舌が、目尻を拭う。

「素直にならないお前に、ご褒美は与えてやれないさ」

「ふ、なぉ・・・・・・?」

 これ以上?

 好きだって、気持ちは言ったはずだ。エンデュランスの、前で。

 ・・・したい、ってのも、さっき言った気がする。

 じゃあ、他に何が?

 この状況で、ご褒美。というと、・・・アレ、しかない、よな。

 ・・・もしかして、おねだりってやつをしろってことか・・・・・・?

 快感で思考力が鈍った少年の顔に、困惑と羞恥の色が混じった。

 何か、勘違いをしている気がする。

 が、それも一興だとオーヴァンは合わせてやった。

「言ってみろ・・・。お前が欲しいのは、誰の、何を、どこにだ?」

 マジかよ!?

 エロゲなんかでありそうな、そんな台詞を言えというのか。

 年頃の少年にとって、それは結構な苦痛だった。冗談ではなく、本気でそれが欲しいのがなおさらに。

「オ、オーヴァンの・・・っ」

「俺の・・・?」

 これはこれで楽しい。

 オーヴァンは、真意を置き去りにしてその様を楽しんだ。

 顔が深い笑みの形になるのが分かる。

「言ってみろ、ハセヲ。・・・俺の、何だ?」

「・・・あ、」

 オーヴァンは続きを待った。

 が、快楽と恥辱で真っ赤になったハセヲはぷるぷると小刻みに震えて、一向に続きを言わない。

 じれったくなったので、乳首に軽く歯を立ててやる。

「あああああっっ!!オーヴァンの・・・っっ」

 全身に電気が走ったかのように、ビクリとハセヲの背中が反る。

「オー、オーヴァンんぉ・・・あ、あつ、熱く、て・・・」

 もう、限界だった。

「アッ、熱くて固くて大っきいの、とか、言えるかあああぁぁぁっっ!!」
 
 ハセヲはキレた。

 そのあまりの絶叫に、ハセヲの腹の上でオーヴァンは声を立てて笑った。

「クッ・・・クッ、お前は・・・、本当に退屈しないな・・・っ」

 高まった己の熱と興奮に(違う意味でも)、ハセヲはせいせいと息を切らす。
 一方、腹の上に突っ伏した男は、ハセヲが涙目で睨みつけている今も、まだ笑っている。

 ・・・そういえば、オーヴァンがこんな風に笑うのを、初めて見た気がする。

 その笑いのツボはどうであれ、初めて見る彼の表情に、ハセヲは心が浮き立つのを感じた。

 自分が、彼にそんな顔もさせられるのだと。
 自分しか知らない、そんな顔が、・・・これからも見られるのかもしれないと。

 愛しかった。

 腹の上で笑う男の頭を、そっと撫でる。

 サラサラと流れる髪の感触。火照った指に、それはひんやりと感じられた。
 それがなんだか気持ち良くて、絡めたり梳いたりしては楽しんだ。
 撫でられている男の笑いは次第に収まり、ハセヲの指がしたいようにさせてやった。



 どちらも、声には出さなかったけれど。


 こんな瞬間が続いていけばいい。そう、強く願った。


 『The World』の女神に。そして、自分達自身に。


 








み、未遂・・・・・・orz
長いくせに、こんなんですいません。こんなんでエロとか言っちゃってほんとすいません!
頭の中では違う展開だったんですけど、・・・あれ?邪魔が入ったりもするはずだったんですけど・・・あれ?上手くいかないもんですね。
あと今さらですが、うちの大判さんは知能低いですね(キッパリ)。それは私に知性がないからよー!
て事で・・・。あんまりワケわかんない人じゃなくなってます(?)。
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