日本の周辺国が装備する兵器のデータベース






台湾は陸軍からの要求により、旧式化した117mm45連装自走ロケット砲「工蜂6型」の後継としてRT2000自走ロケット砲「雷霆」を開発した。RT2000の主任務は敵上陸部隊が海岸に展開した時の迅速制圧である。陸軍は同システムを最大150輌要求している。RT2000の調達コストはアメリカのMLRSの30%だと言われる。

RT-2000は中山科学研究院(CSIST:Chung-Shan Institute of Science and Technology)のミサイル&ロケット・システム研究部により開発された。車体には台湾で大量に使用されているアメリカのオシュコシ・トラック社製M997シリーズHEMTT(Heavy Expanded Mobility Tactical Truck:8輪駆動高機動戦術重トラック)が使われており、車体後部にロケット弾発射機、前部に乗員がロケットを発射・管制するキャブが設けられている。キャブ内の発射管制パネルにより、要員はロケットを照準し発射する。システムの構成要素は電子部、姿勢・高度決定システム、管制ボックス、サーボ・モーター、増幅器、通信プロセッサー等である。

RO2000はMk15 117mmロケット弾(射程15km/40連装)、Mk30 180mmロケット弾(射程30km/27連装)、Mk45 230mmロケット弾(射程45km/12連装)の3種の固体推進・無誘導ロケット弾を発射する。弾頭は2種類で高性能炸薬(HE)と、M77両用子爆弾を内蔵する集束弾薬である。

【参考資料】
軍事研究
JDW

台湾陸軍
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