無題(5スレ203氏、亜梨子×大助)

「うふふっ、今日は大量ね。後……二匹残ってる……今度こそ現れてくれるんでしょうね……不死の、虫憑き」
数人の少年が欠落者にされ、生気を失った顔のまま一斉に地面に倒れふしたの顧みずに摩理は呟く。
その声は何かを我慢して抑え付けているかのように浮つき、落ちつかなそうに震えたいた。
満月の夜空を背景にビルの屋上から白衣のコートを風になびかせ、下界を見下ろす残虐無比な“ハンター”。
だがよく観察すれば、何か少女の様子が変だった。
摩理は滑るように疾走し、また別の虫憑きを狩った直後、ぶるぶると少女の身体が
「んんんっ、こいつも……あぅ、違う……私にはこんな雑魚どもに…ぃぁ…かかずらう時間なんて………ぁ!」
目深に被ったニット帽とマフラーで隠れた顔は何故か赤く熱り、乱れた息を吐く唇も震えている。
何かを堪えるかのように顰めた眉間と、熱で浮かされたように焦点の合わない瞳が潤み目尻に涙が浮いていた。
「こ、これくらいじゃ……諦めないわ、よ……っっ」
摩理の身体を覆う銀色の模様が脈動し、縦横無尽に蠢いた。
「……ん、んんっ、んう……!! ひぁっ!」
美しい銀色の輝きが走る度に、摩理の身体は甘い疼き、引き寄せられる快感の波が理性を蕩かせてしまう。
戦えば戦うほど攻撃を繰り返す度に強まるモルフォチョウの支配。
しっとりと皮膚に馴染む銀色の触手によって形容しがたい羞恥にみまわれ、嫌悪が思考を埋め尽くす。
だがそれ以上に――。
「ひっ、ぁぁぁ……ふぁあぁ……」
―ぞくっ、ぞくぞくぞく。
それを上回って背筋に這い登ってくる得体の知れぬ感覚が摩理を戸惑わせ、揺さぶる。
苦痛に思えるほど甘い痺れが脊髄を貫き、下腹部の奥であつい熱を熾して疼かせた。
少女の身体に同化したモルフォチョウの輝きが増すごとに、触手が摩理を犯していく。
「そ、んなトコに、あっ、んん、ぁぁん、ぁううっ…………えぐっ、抉っちゃっ、やんっ……そこ、んぁ弱いの……ぃ……ひぃ嫌ぁああぁっ……!」
がくがくと強すぎる刺激に膝が震えて腰が抜けそうになる摩理。
鋭い眼光を放っていた目がとろりとして今にも理性が落ちそうだった。
短いホットパンツからうっすらと覗くはしたない染み。
幾筋も透明な液体が垂れて湿った漆黒のタイツに包まれた華奢な脚。
「ぃ…………っっっ! ぁぁあぅ………!!」
摩理は触手の責めが過ぎ去るのを、もじもじと健気に太ももをすり合わせて耐え忍ぶ。
「ひぅぅぅぅ」とか、「ひあぁぁ」と喉の奥で喘ぎ声を両手で口を塞いで必死に押し殺した。
膨らみだした胸を縛るように触手が絡みつき、きゅんきゅんと締め上げる。
「ふぁぁあぁぁぁ………ゃうっっ!」
絡み付いて離れない触手が舐めるように柔肌を汚していくと、息があがってはしたない興奮が高ぶってしまう。
「ひぃあぁ……んくっ、うぅぅう……んぁあぁ……は、はやく不死、の虫憑き、を見つけ…」
ずりずりと痛いくらいに擦り上げられる乳首に、摩理は顔を赤らめて、ひああああ、と身体をくねらせた。
びくん、びくん、びくんと触手の動きに翻弄されて、痙攣した少女の身体が小刻みに跳ねる。
「ひぁあぁぁ……弄ら、ない、でぇ……」
荒い息で、涙を目に湛えた摩理が銀色のモルフォ蝶に懇願するも、無慈悲な触手はまるで聞こえていないかのように彼女を苛んだ。
「んうぅ……っっ! ぁ! ぁあ! 」
ハンターと恐れられる摩理を責め続け、いとも容易く弄ぶ。
ぬかるんだ秘所に入り込もうと、触手の先端がにゅるにゅると割れ目を往復した。
…にちゅ…にちゅ…にちゅ…にちゅ…
染みの広がったホットパンツの奥は、もうぐちょぐぐちょになって簡単に触手が忍び込んでしまう。
…ちゅく……ぐちゅ……ッ……
「あぁぁ……ぁっ?!」
(だめっ! そこに潜り込んでしまったら私っ!)
「……くっ!ぃぃ、そこ駄目よ………中に入っちゃうぅぅぅっ、ひゃああぁ、もう、やだぁ……はぁぁぁあぁっ!」
きつく狭い摩理の身体の中。
にちにちと少しずつ触手が侵入し、少女の敏感で繊細なきわどい襞を容赦なく嬲られる。
―――ずちゅ、ずちゅ、ずちゅんっっ。
「……っぁあぁぁぁぁあ……ぃ、い……ちゃぅぅ……っ! ぃゃあぁ! 」
Gスポットをぐりぐりと抉られて意識が飛びそうになる摩理の最奥に、銀色の触手が到達した。
ごりごりと溢れた蜜で熱く潤んだ摩理の奥が休みなく突き上げられる。
「ひあああっ! ひあああっ! ひあああっ! ひあああっ! ひぁあああぁぁぁああぁっっ! 」
何度も貫かれた挙句、何度イッても摩理を抉る動きは止まらない。
ずちっずちっずちっ、と触手が子宮口を抉るストークは早まっていくばかりだった。
「―――ひああああぁあぁぁっ!」
じゅっ…じゅじゅっ…ずちっ…ずちっずちっ…
残酷な銀色の軌跡は力強くきらめいて、無力な摩理を嘲笑うかのように翻弄した。
ふしだらにも、こんなにも街中で感じて乱れてしまう。
イキ過ぎて涙を流して甘ったるい声で喘ぎ続けてしまう。
(気が触れてしまったのかしら…私ったらなんてはしたない……まるで淫乱な女みたいね…もう…いやらしいわ…)
「んぐあぁぁぁっ! あぅぅぅん! んむっ! はぁあぁ…っ」
剥き出しにした快感を圧迫して引き上げるかのような、なめらかな触手の動き。
それでいて快感を煽る為だけにあつらえたように摩理の身体にぴっちりとフィットする触手の密着度。
弾力のあるゼリーのように柔らかな感触が摩理の全身を緊縛し、湧き上がる快感に悶え苦しまされる。
「もうぃやぁ……ひぅ、ぁア、んぃい゛ぃっ……ぃはあぁ…っ! ひあぁん…っぁ」
摩理の快感を駆り立てる触手の突き上げは激しく、まるで子宮の中まで押し這入ろうとするように忙しなく蠢いた。
敵を迎え撃つ筈の松葉杖に摩理は寄りかかり、気が触れてしまいそうな快感が病弱な身体を襲い続ける。
「ひぅぅ、あんっ……ああ………っ!」
両脚から力が抜けて腰が砕けそうになる摩理。
こんなことになるなら同化を解いてしまった方がいいかしら、頭の片隅で浮かんだ考えを――苦しそうに喘ぎつつ即座に否定する。
ぎち…ぎち…ぎち…ぎち……ぐぐぐ…ぎゅちゅっっっっん!! ずちゅんっ! ズチュンっっ!
「だめぇっだめぇ…! ひぐうぅぅぅあっ!」
摩理を弄ぶモルフォチョウの感知能力が近くにいる別の“虫”の居場所を告げている。
(不死の虫憑きを見つけて、問い質さなければならないのに―――)
まだ近くに別の虫憑きがいるのを判っている状態で、どうして同化を解除できようか?
ちゅる…っ……ちゅっ…ちゅ…ぢゅ…ぢゅ…っっ
「んむっ…不死の体――死なないって…ぁくあぁ…っ! いったぃ――どんな気分…んああっ、んぃはぁああっっ…はぁうううぅっ…なの…?」
ぬるぬると粘つくような、例えようもなく不愉快で辱しめられる摩理は―――。
ほてっていく熱と強まっていく興奮を鎮めることが出来ずに、身体を汚していく触手にされるがままだった。
にちゅ……くち…っ…くぢぃっ…にちゃ…
イキすぎて気が触れかけた摩理に、奥まで抉るように突き上げる触手とは別の触手が忍び寄る。
それは随分と緩んだ筋の中へ、ぷりっとした尖りを押し潰すように食い込み、左右上下に揺れ動いて締め上げた。
「きゃぁあぁっ……?!! ぃイッ! ぁ…ア……嫌あぁぃぃい゛! んぁあ゛! ひぐっ…ぃ…いぃ! ひあぁぁぁぁぁぁあ゛…っ!!」
触手が狭い摩理の中を押し広げ、ぎつぎつ軋んだ音を立てる。
またそれとは別の触手がにゅるると隙間から割り込み、粘膜を削るように摩理を抉る触手によがり狂わされる。
「んぅむぅう゛っ!! ひぃあ?!! あああああぁっ! ひああああぁぁぁぁぁぁあぁぁっ!!」
突き上げ、削るように抉る衝撃のあまり分けも判らず綺麗な声で鳴き叫ぶ摩理は、じゅぷじゅぷと膣の中をかき混ぜる別の触手にずぼずぼ犯られてしまう。
「ふぁ…ぁああぁっ―――ひああああああああっ! ァあ?! んむぅ?!」
責め続けられた股間の奥に気をやられているうちに、妖しく銀色に輝く触手が無防備に開いた摩理の口へと雪崩れ込んだ。
口内を舐めるように這い回る触手が摩理を陵辱していく。
歯や頬の内側をしつこく舐め回した触手が吸い付くように舌に絡みついて溜まった唾液に喉が詰まる。
「ひぁん゛! ん゛ぃぃっ! ん゛ん゛ん゛……っっ! んぐぐっ…んん゛んっ!」
まとも息が出来ずに触手に脅かされる事に苦しみながら、口の端から涎をたらして喘ぐ摩理の声に羞恥以外の別の感情が交じった。
体中を這いずり回る汚らわしい触手に嫌悪よりも強く生じた快感を認められず、ぎゅっと歯を食いしばって触手に抗う。
「ふぐぐっ……ぁんっ…んむっ…ふぁあぁ……むぅ、ん、んぃ、んんっ、ぁあ゛ん……っ! やぁあ…っ!」
いつも患った胸に罹った痛みを堪えしのぎ常に死の恐怖にさらされ続けた摩理に、それ以上に怖いものなどありえない。
堪えがたい快感を認めてしまう屈辱を味わうよりも、それくらいの痛みは何でもない。
その筈だった。
がりりっと触手を噛み締めると同化した摩理に激痛が走り、そのせいで躊躇した一瞬をついて触手が責めをきつくする。
「はぁぁん! はあっ! いぁ…ひぅゃあぁぁぁん…………っ! ハァ! はぁうぅぅ! はあぁ…」
繁殖期の獣のような荒い呼吸と密やかに薫りたつ澱んだ匂い。
皮膚を突き破って内臓を直接刺すように強烈な刺激はある種の拷問にも近かった。
(やだ…イヤぁ……嫌いぃぃっ、こ、こんなに……変な私は…………! これは、私じゃないのに……っっ! ひゃぁあっ! )
「はぁ はぁ はあぁぁ…っ ひぅぅうっ! はあっ ハァ ハァ はあぁ…ん」
どこからこんなやらしい声を搾り出したのだろう――どうしようもなく惨めな気分で悶えながら摩理は喘ぐ。
ぐちゅぐちゅと泡立つようにかき混ぜ、緩んでほぐれた肉を撃つ触手の卑猥な演奏に知性を汚され、恥らいながら高ぶっていく。
壊れたように痙攣する身体の中で嫌悪と羞恥が別のモノに変わりつつあるのを知りながらも、摩理はそれを認めずにいた。
摩理は快感のあまり咽び泣きそうな顔を歪めて、物凄く恥ずかしくてたまらなそうにしゃくり上げながら我慢する。
「ぃひゃ…あ…んふぅ…ん! んぃあっ! あ、ぁ、ぁふぃゎ…あっぃ…お腹がぁ…っっ、つ、突かないで! ひぁああぁっ!」
懸命に堪えていても湧き上がる衝動に流されて悶え苦しんだ。
「んうぅぅうぅ! ぁああああぁぁ! ぃぃいあぁっ! ひぐぅぅうぅっ! ひああぁああぁあっ! ひぃぁあああっっ――ひあぁああぁあぁぁぁっ!」
(ああもう――パンツもタイツもぐちょぐちょでキモチ悪いのに――っっ)
きゅっと内股になる摩理は居場所を探り見つけた虫憑きのもとへ、ガタガタ笑い続ける膝を押さえ、ふらついた足取りで向かう。
引きつった顔の少年が二人、周囲を警戒しているようだ。
どちらもエルビオレーネの虫。
摩理の口元に笑みが浮かぶ。
相手が摩理に対応するよりも素早く光り輝く槍を敵に向かって振りかぶり――びくんと摩理の身体が大きく跳ね上げ――虫二匹を一撃で両断した。
お尻をねちねち撫で回した触手が乱暴に後ろのアナルにこじ入ろうと捻り込んでいく。
ぎちぎち軋んだお尻の痛みに嗚咽が漏れる摩理に、膣を弄ぶ触手の嬲りに子宮口を突き抉るピストンが早まっていき、追い討ちをかける。
「きゃああぁぁっ?! い、ぃぃ、今は……んあああぁっ?! んんぁっ! 戦って、る…ひああああぁぁぁっ?! 最中…な、のにぃぃ…ふあぁぁあぁぁあっ?!」
…じゅぽ…じゅぽ…じゅぽっ…ずちゅんっっ…じゅっ…ジュッ・・・
「いやぁあああああぁっ! あひぃぁああぁっ! こいつらも違うぅ…今夜も…はずれ…ぁんん…きちゃうぅぅ、あぅあぁぁ…だったんだわ…ぁはぁあぁぁ……っっ!)
銀色の燐粉がガス爆発でもしたかのような衝撃波を生んで、近くにあったビルが壊れてしまう。
手に握った痙攣した身体を支えている松葉杖を見て、次いで激しい触手の出入りで濡れぼそった股間を見下ろす。
(…硬くて…太いのに…握りやすくて…)
「とても硬いわ…ちょうどいい感じよね…」
なんとなく摩理は思ったままにそう呟く。
ぱきっぱきぱき。ビルの残骸を踏みしめると、割れた窓ガラスの破片が目についた。
ガラスの鏡面に映りこんでいたのは―――自分、花城摩理。
摩理は首を傾げてしまう。この子が自分なのだろうか、本当に?
――いいえ、違うわ。
じっと目を凝らしてよく見ると別人の姿がガラスに映りこんでいた。
吸い込まれそうに大きな瞳は強い意志と豊かな感情にあふれ、つややかな長い髪を後頭部で縛った無邪気で活発な少女。
それは一之黒亜梨子…………私だった。
――あれ………私……?
私は……。
そこで少女の意識浮上し、目が覚めた。



「んんっ……ぁ?」
そこ目が覚めた少女――亜梨子は夢の名残りにぼんやりと浸っている。
わけもなくただ亜梨子は後ろめたかった。理由は判かりたくない。
「ヘンな……ヘンな夢…見ちゃってた気がするわ……んんっ」
ぼぉーと布団の中でいる内に夢の切れ端も逃げていくように忘れてしまったが、なんだかいけないことをしていた気がする。
なんだか今、すごく亜梨子は気持ちよくて仕方なかったのだから、変だった。
でも、気持ちいい。
やっぱりものすごく変だ。
そう思って、はっとする。
「あぁっ…なっ…? 何で…っ? 私っ、私ったら…っっ?!」
その証拠というのだろうか、見つけてしまった。
乱れてはだけたパジャマの裾に差し這入った手が下着の中に潜り込んでいる。
左手は将来に可能性を託した胸の頂をこりこりと弄り続けていたらしく、尖った乳首が腫れている。
脚の間に挟んだ亜梨子の右手が弄繰り回すそこは洪水が起きたらしく、ぐちょぐちょに漏れ出していた蜜であふれていた。
夢現だったのか、無意識に亜梨子はその奥の熱く潤んだ場所に指を差し入れていたようだ。
くいくいと曲げて抉る寝ぼけた指に赤面しつつ慌てて引っこ抜く。
ねっとりと糸をひく濡れた指からいやらしい匂いがした。濡れてしまった下着も、パジャマも、布団の中も、全部同じ匂いだ。
「ああもう…なにしてるのよ…私ったら…こんなのだと大助にエロだとか、言えないじゃない…」
布団から上半身だけ身を起こすと、身体に残る違和感に亜梨子は顔を顰めた。
妙に気だるくてきつい。寝汗とはしななく濡れた身体中がべたべたした。
ぎしぎし唸って身体の節々が悲鳴を上げている。足の付け根の奥から沁みるような痛みと熱がうねる。
お腹が熱くて少し膨れているような、身体をひねると微かに水音が跳ねた。
「なに…これ…」
――ぱんっ!
「おい亜梨子!」
勢いよく部屋の襖を開け放した大助が現れた。慌ててまた布団の中に潜り込む亜梨子。
「寝坊か、まだ布団の中かよ…師範代の婆さんぶちぎれてたぞ! 早く学校行く支度くらい済ませろよな!」
「ゃ…ちょっと大助っ、今来ちゃだめっっ!」
熱く疼いてしまう身体に亜梨子は悶えた。
(こんなの大助に見られちゃったら…しゃれになんないわよぉ)
「はあっ? 何だそれ…花城摩理じゃあるまいし。お前が寝巻き姿見られて恥らうようなキャラじゃねぇだろ? いつものお前らしくねーな」
「ううぅ……ほんとに今は駄目…だから」
(なんだか…大助に見られてると身体が余計に、変に……しちゃうから、恥ずかしいのに…)
「なっ…なんでお前涙目でこっち見てるんだよっ! 布団の中に隠れようとすんな!」
動揺したように声をはり上げる大助は「まさか本当に…摩理じゃねえよな…だとしたらいろいろ不都合が…」と口の中でぶつぶつ言っている。
「私のこと何だと思ってるのよ! 亜梨子様の裸姿は見せないわ! 着替えるからあっち行ってなさい、えろ大助っっ!」
大助は亜梨子に背を向けて肩を竦めた。
「へーへー好き勝手いってればいいさ………………もう俺…知ってるし、昨日はあんなに凄かったくせに…な」
亜梨子には聞こえないよう小声で呟いた大助。
「んっ…? ねぇ、なんか言ったの、聞こえなかったんだけど」
「別にー、何でもねぇよ」
「なによ。にやにやしちゃって、バカ大助ったらほら、早くいいなさいよ」
「俺はいいけど…知ったら亜梨子、お前は一生後悔するだろうからな、教えてやらん」
「?……こら、なんていったのよ…? ちょっといいなさいってばっ! 大助!」
大助を締めて問いつめようとするも、はだけたパジャマの下で濡れた自分を意識して亜梨子は布団から出られなかった。

二十分ほどで亜梨子は急いで登校の用意を済ませていった。
一之黒邸の門の前で壁にもたれて亜梨子を待つ大助は、安堵の溜息を吐く。
「…あぁやべぇー亜梨子に気付かれちまうとこだったぜ…」
動いている内に漏れてしまったのだろう、亜梨子の太股から白濁した液体がとろりと垂れた。
他に身体に残った違和感が強すぎるのか、亜梨子はまだ気づいていない。ひょろひょろと内股で頼りない歩き方の亜梨子を見つめ、大助は呟いた。
「昨日はアイツが寝てるうちにやりすぎちまったみたいだな――ごめんな亜梨子」
大助はぼそりと付け足した。
「――今日も手加減出来ずにしちまうんだろうけど、一応謝っとくよ…一応な」
とりあえず、どうやって亜梨子に太ももに伝っていくそれを怪しまれず、それとなく教えてやれるか。
恵那や多賀子とはち合うまでに問題を片付けるため、大助は急ピッチで頭の回転を上げて考えていた。


<終>
2009年08月13日(木) 16:58:45 Modified by ID:f0QEvY1GaA