好んで読むジャンルはミステリ・サスペンス系で、短編は好きではないのでほとんどが長編です。 読んだ本のあらすじや感想を簡単に紹介しています。


 ・・・沈まぬ太陽 全編 説明・・・

日本を代表する航空会社の凄まじいまでの腐敗。
85年の御巣鷹山事故の衝撃を出発点に、その内実を描いたノンフィクション・ノベル。
全5巻の大作ながらベストセラーになった。
労組活動を「アカ」呼ばわりされ、海外の僻地勤務を命じられた主人公・恩地に、リストラ社会を生きる人々の共感が寄せられたのが一因だろう。
だが、もっと重要なのは、だれもが知るあの会社をモデルに実在人物をも特定できる形で汚点を紡いだ「蛮勇」ではないか。
たとえ事実と創作の混線ぶりが気になるにしても。
「白い巨塔」の財前や「不毛地帯」の壹岐でなく、企業内で黙々と働く恩地が英雄という閉塞時代に、私たちはいる。

沈まぬ太陽1 アフリカ篇 上


 ・・・あらすじ・・・
会社が、一人の人間をここまで追いつめるとは…。
華やかな航空会社の裏側に渦巻く、安全を忘れた野望の世界。
会社との熾烈な闘いに敗れた主人公は、謀られて中近東のカラチ、テヘラン、そしてナイロビへと海外をたらい回しにされた。
家族とも離れ、たった一人アフリカの大地で、大自然と対峙する現代の流刑の徒は、企業という“猛獣”に、不屈の戦いを挑んでいた。
現代を抉り、人間の真実を問う、今世紀最後の傑作。

 ・・・感想・・・
アフリカで単身赴任している恩地のライオン狩から物語りは幕開けします。
いつものことながら、タイトルは聞いたことはあっても内容はまったく知らずに読み始めてるので、なぜアフリカなのか?恩地は何の会社に勤めてるのか?さっぱりわからず。(苦笑)
読み進むうちに、何の会社なのか、なぜ舞台がアフリカなのか、理不尽な思いを抱いたまま単身でアフリカの地で頑張る姿。
つい、応援したくなります。

私自身、大きな企業で働いた事が無いので、組合活動すらTVや新聞のニュースで見るだけの世界だけど、社内ではこんな憎悪劇が繰り広げられてるのかと思うとぞっとします。
どんな扱いを受けても自分を支持してくれる人がいる限りは会社側に寝返ることはなく、組合員の為に会社側と戦う恩地。
ただ、カッコイイな〜!と、ほれぼれ(笑)

この作品は2008年夏に第3巻目の『御巣鷹山編』を中心に映画公開される予定らしい。
まだキャストは公開されてないけど、私なりに考えてみた。
恩地役にはだれが良いか?
椎名桔平なんかどう?
でも、顔のイメージが・・・
読んでるとがっしりタイプで体系は良いけど、顔は細面のような・・・
丸顔の椎名桔平ではちょっと違うかな?
他には大沢たかお(ちょっと若すぎ?)、反町隆史(大作の主役は無理かな?)、上川隆也。
白い巨塔のコンビを逆転させて、恩地役に唐沢寿明、ライバルの行天四郎に江口洋介なんかが意外性があって良いんじゃない?
などと、本を読みながらキャストを自分なりに考えるのも楽しいですよ。

      (06.10.07〜10.13)



山崎 豊子著

税込価格 : 1,680 (本体 : 1,600)
出版 : 新潮社
サイズ : 四六判 / 302p
ISBN : 4-10-322814-8
発行年月 : 1999.6
利用対象 : 一般




沈まぬ太陽1 アフリカ篇 上
沈まぬ太陽2 アフリカ篇 下
沈まぬ太陽3 御巣鷹山篇
沈まぬ太陽4 会長室篇 上
沈まぬ太陽5 会長室篇 下

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