…それは冷たい鎖みたいなものではなく、ふわり、とかけられたマフラーのようなものだった…
その気になれば簡単にほどけるような弛く巻かれたもの…
でも暖かくて気持ちよくてふりほどく気にはならなくて…
いつ頃かまるで毒がまわったかのようにふりほどけなくなって、
いつしか 身動き出来ないこの状況が心地よくて愛しくて…失うのが怖くなってた…
それは『初音ミク』という名の束縛。『初音ミク』への依存。
皆んなが寝静まった後ではオーブンの起動音でさえ心臓に悪い…
なんてヒヤヒヤしてる場合じゃないや。
庫内が十分温まるまでに準備をしなきゃ…
「…何をしているの?」
「ひっ…!」
その声に振り向くとキッチンの入り口にルカお姉ちゃんが立っていた。
コチラに近寄って机の上のものと私の顔を交互に見て…一言。
「ミクにプレゼント?」
「…………今年は逆チョコってのが流行ってたの知ってr…」
「ミクにあげるんでしょ?」
むぅ…「当たってるんでしょう?」と言いたげな微笑み…
でも素直に頷けない。
ルカお姉ちゃんはクールでカッコイイしホントに優しいし素敵なお姉ちゃんだ…
でも歌唱力や声量、ルックス、知識、その他諸々…
ルカお姉ちゃんに負けっぱなしで何一つ先輩風を吹かせる事が出来ないでいる。
ソコにミクお姉ちゃんとの関係まで知られてるとなると弱みを握られたみたいで正直癪だよソレ…
ふ〜ん…ソッチがそう言う事言うんだったらコッチだって秘密バラシちゃうんだからねっ!
「…じゃあルカお姉ちゃんはメイコお姉ちゃんのバレンタインデーのお返しは用意出来てんだね?」
さぁどう?ルカお姉ちゃん?…ってお返しとニヤついてやろうと顔を上げたら…
ルカお姉ちゃんの綺麗な顔が間近にあって肩を強く掴まれた…
「…どうして知ってるの…?」
「いや、あの、ルカお姉ちゃん…落ち着いて…」
ただでさえ美人って黙ってると怖いって思っちゃうのにこんな間近でこんな声でこんな顔で迫られたら…
そんなにきつく肩を掴まれたら…
「ねぇ……どうして知ってるの…?」
「言うっ!言うから!肩痛いって!とにかく離してっ!」
トホホ…優位に立とうとして結局 私がまた白旗。
こうなったらトコトン暴露しましょう。
二人の事に気付いたバレンタインの夜の事を…
それは2月14日…いや日付がかわったから15日…
(…? ルカお姉ちゃん?)
変な時間に目が醒めた。
廊下からルカお姉ちゃんの怒鳴り声みたいなのが聞こえたような気がしたから…
でも起き上がって耳を澄ませてみたけど何も聞こえない。
(…やっぱ…気のせいかな…)
あの大人しくて口数が少ないルカお姉ちゃんが怒鳴ってたなんてあり得ない…
変な夢でもみたんだね。…きっと…
…そう思って再び眠ろうと壁に凭れると…
「ルカ…はぁ、あ…んぅ、ぁ…んっ」
(え…?)
壁から喘ぎ声が聞こえてきた。思わず座り直して壁に耳をつける。
隣って…嘘!? この声はメイコお姉ちゃんの声…
微かにだけどルカお姉ちゃんの声も聞こえる…って!?
え〜〜〜!?二人ってデキてたの〜!?二人で一緒にいるところなんてあまりないし、
レコーディングだってメイコお姉ちゃん別撮りばっかりで寧ろ私やミクお姉ちゃんと一緒の方が多かったのに!?
頭の中ぐるぐる記憶を遡ろうとするけどメイコお姉ちゃんの喘ぎ声が凄くて意識が霧散して記憶が遡れない。
遡るドコロか二人の声が私達に置き換えて想像してしまって…身体がだんだん熱くなって…
私の右手はゆっくりと敏感なトコロへ向かっていってしまう。
クチュ…湿った音が静寂を纏った部屋に響く。
「く…ふぅん…うぅ…」
私の喘ぎ声が二人に聞こえないようにパジャマがわりに着てるTシャツの裾を咥える。
だんだん私の指がお姉ちゃんの指に思えて背筋と首筋にゾクゾクと快感が駆け上がってくるのを感じる。
――リンちゃん気持ちいい…?
うん、気持ちいいよぉ〜…お姉ちゃん…っ
――だったら、もっともっとシテあげる…
お姉ちゃんもっとシテっ!お姉ちゃん…っ、お姉ちゃんっ―――ッ!!
グリッ
「ふぐっ!?…んんんんんーっ」
ゆっくりまさぐってた指とは別の指が潜りこんできて痺れるような快感が突き抜けた。
「ふっ…ふ…ぷぁっ…お、お姉ちゃん!?」
それは幻でも妄想でもないお姉ちゃんの指。
「ひっどいな〜リンちゃ〜ん。シタいから頑張って起きてたのに〜お姉ちゃん達はお楽しみだし、リンちゃんは一人でしちゃってるし〜」
お茶らけた声だけど…じわじわと溶かされるような錯覚を覚えた。
「とにかくさ……一人でしてないで…私と…しよ?」
後ろからぎゅっと抱きしめられて吐息を感じる位に顔を寄せて耳元でさらに甘い声を囁かれた。
お姉ちゃんの肌や髪から甘い香りが漂ってきた…
おんなじシャンプーとボディソープを使ってるのになんでこんなにも甘いんだろう…
こんなにも胸が締め付けられる位に…
「ふ…ふぅうぅうん…あン…」
お姉ちゃんの手が肩から胸に滑った。
触れられた場所から痺れるような甘い感覚が走って甘ったるい刺激に流されそうになる…
「あ、せっかくだからさ〜…リンちゃん横になりながら手を後ろにやって♪」
「え?…こう?」
お姉ちゃんに言われた事に従う…すると にやりと笑うお姉ちゃんの顔。
シュルっ、キュっ
「えーっ!?」
「んでもって、お口はこうっ♪」
「んぅ!?」
後ろ手に縛られた。そしてお姉ちゃんがTシャツを捲って裾を咥えさせる。
「……なんかエッチだよねコレって…へへっ」
そう言いながら胸を頬擦りをして私の胸の頂点、既に固くなってたそこに吸い付いた。
「ふっ…ふぅ…ふぅうん!」
我慢出来なくてくぐもった声が漏れてしまう。
身体をくねらせ与えられた刺激に耐えようと逃げる…でも身体の奥は疼いてどうしようもない。
「……じつはリンちゃんから貰ったチョコ…まだ2コ残ってるんだよね〜♪」
?…いきなりその話をされたのかわからなくて回転してない頭で意味を考える。
―その瞬間
「ん!?、んんっん〜…んふぅ…んんんっ!…」
お姉ちゃんがあそこにチョコを1コ、2コと押し当てて、膣に押し込んでく…
奇妙な異物感に一心に我慢してるとドロドロした粘液が埋めつくされた。
「いいチョコ使ったンだね。スグ溶けちゃった♪」
お姉ちゃんの指がスルリと入り込んでかき混ぜられた。
グシュグシュと掻き混ぜられる音。
じわじわと熱い快感が沸き上がって、抑えられない。
「えへへ〜リンちゃんのラブジュース入りホットチョコ〜♪」
ちゅぱっ、とチョコで濡れた指を舐める。
相変わらずお茶らけた声だけど…その蒼い目に欲望をもってた…
「ココも真っ赤になってて美味しそうだね♪」
「んんん〜っ!んっ…んんんん〜!!」
ぢゅるるるっ。
一際大きく吸い上げられ、私は高波が身体の中から生まれ飲み込まれる。
強い快感に腰が跳ねてお姉ちゃんの顔に擦り付けそうになる。
「ん、ん、んっ!!んんっ!! んぅ―――っ!!」
頭が真っ白になって身体が何度も痙攣して…一瞬意識が途切れてた…
心配そうな顔が瞳に映る…
「…リンちゃんは素直だね…こんなの簡単に取れちゃうのに…」
スッと咥えてたTシャツを外し唇を重ねた…重ねる度にお姉ちゃんの唇の動きが絡めてくる舌の動きを激しくなってく…
息をするのも忘れて舌を貪り合う。
徐々に肩を掴む力が入りはじめた。
そう、後ろ手に縛られたリボンもその気になれば解ける程弛い。
でも手が身体の下敷きになって痛くても解く気になれなかった…
Tシャツも涎でシミになっても外さないようにしてた…
二人で肌を重ねてる時はどんなに恥ずかしいお願いでも従う…
どんなに恥ずかしい事でも気持ちいいって信号が切り替わってしまう…
「リンちゃんだけ…恥ずかしい思いさせて…そんなの不公平だよね…」
「…お姉ちゃん」
まだボーっとして絶頂の余韻を引かない私の目の前で膝をついた体制でパジャマを捲る。
ショーツは履いてなかった…
トロトロと零れ落ちる愛液がシーツにシミを作ってく…
「さっきした分、好きなだけリンちゃんも…して、いいよ…」
「うん…」
緊縛された状態を保ちながら体を捩じらせてなんとか起き上がらせてチロチロと太股から秘裂へと舌を滑らせて唇を寄せる。
チロリチロリ…ミルクを飲む猫のように舐めあげる。
「リンちゃん……あぁんっ!…あふっ…ひぃああぁぁあっ!」
擽ってく…奥から際限なく溢れ出す愛液を舌に乗せて飲み込む。
「ひぁ、やっ…あァ!、やぁああぅっ!リンちゃん!リンちゃんっ!…あああっーー!!」
熱くてびしょ濡れなソコを舌で掻き乱し、キモチイイトコロを執拗に舐め続けられたお姉ちゃんは体をガクガクと反らせ達した…。
ぴゅルぴゅル何度か吹き出して新しい密がパシャパシャと舌に乗る。
甘酸っぱいような匂いに頭の中を直接握られたような…
身体の芯が痺れるような快感に襲われた…
「…って…最後まで喋ンなきゃダメ?あともう1ラウンドあるんだけど…」
「いやいい…ごめんなさい…つい夢中で聞いていたわ」
ホント何やってんだろう。
深夜キッチンでエッチした時の事話して姉妹向かい合って赤面で俯いてモジモジしてるなんて…
声が聞こえてなくても他の皆にこの光景を見られたらかなり恥ずかしい。
「でも羨ましいわね…普段からいつも一緒にいてお互い想いあってるなんて…」
「…ルカお姉ちゃんとメイコお姉ちゃんはそうじゃないの?」
「私はMEIKO姉さん中心に回ってるけど…姉さんは…普段は“関係”を隠すよう言われるし…」
俯き悲壮感を漂わてる…まぁ確かに二人だけで居る事もあまりないし、メイコお姉ちゃんは淡々としてる。
でもそれってスキャンダルとかを恐れてたり照れくさいだけでルカお姉ちゃんよりはわかりやすいと思うんだけどなぁ…。
「ねぇ、ルカお姉ちゃん、生地まだ余ってるからホワイトデーのプレゼントにしない?そしてコレをキッカケにデートに誘うってどうかな?」
「え?」
「私思うの…言葉を交わす事が、肌を重ねる事が全てじゃないかもしれないけど…愛される為には努力していきたいと思うから… 」
思い出すのは秋風のような冷たさを含んだプロトタイプだった頃の私と春の陽光のような穏やかさをもつ目映いミクお姉ちゃん……
「愛される為には歩み寄りも必要だと思うよ?」
覗きこむと穏やかな柔らかい笑顔…
「…そうね。私から行かなきゃいけないわね…」
それから私達はクッキーが焼き上がるまで恋バナで盛り上がった。
ルカお姉ちゃんは普段は無口だけどメイコお姉ちゃんの事になると凄くお喋りでびっくりしたけど…
恋の相談が出来る姉って憧れてたし、何よりルカお姉ちゃんに頼って訊かれるのが嬉しい。
だから すこし思い悩む姉に伝える…
恋は駆け引きしている時も楽しいんだよって…
どこまで許容しあえるか試したりするのが楽しいんだよってね。
ほのかに朱に染まった花びらが夜空に浮かびあがる…
洸々とした月明かりに照らされた薄紅の花びらを散らす桜の群れ…
花見酒とコンビニで買ったワンカップ酒に酔ったせい?
むせ返るほどの花の香りに酔ったせい?
月に照らし出された愛しき人に酔ったせい…?
「ちょっ、ルカ、ここ外…」
「たこルカがつくった結界があるから大丈夫ですよ。誰にも見えないですし聞こえないから声を出しても大丈夫ですよ」
「…………ルカ…機会窺ってたでしょ?」
「やめます?」
「…そういうワケにもいかないでしょ」
額をこつんと合わせて、鼻先を擦りつけてじゃれてた…
それに興奮したのかやや乱暴に衣服を剥き、自らも肌蹴させ抱きしめてくれた。
汗ばんだ肌が密着し、鼓動が伝わる。
抱きしめられながらうっとりと頬を預ける。
「ふ、ぅうん……ン……あ、ぁ……」
桜の根元に座り込んで背中をそれに預け少し恥ずかしくて身じろぐ…
肌蹴た胸の方へと手を潜り込ませ下から持ち上げるように揉んでくる。
「……はっ…ああ…んんっ…ぃあっ…く、ぅぅぅ…んっ」
悪戯な笑みを浮かべて、豊かな膨らみを弄ぶ。
汗でより肌の感覚が鮮明になった柔らかい塊をたゆんと揺らす。
「ふぁっ……あ、あ、んっ……あっ、やぁ……っ、はぁん……」
宥めるように首筋からキスの雨を落としていく。触れる度に跳ねる。
首鎖骨のつなぎ目白い胸元に、薄い紅が散っていた。
「柔肌に浮かび上がった薄紅の花びら…素敵です…」
「…は…ぁ…ルカ 、る…きゃあんっ!ひゃうぅんっ…!あぅ、はぁ…」
引き寄せられるように胸に唇を寄せて、赤味を増しく尖った先端を窄めた舌先で弾く。
一際高い悲鳴が上がってしまう。
そんな熱に浮かされてしまった様な私の意識は鋭い快感で呼び戻される。
指を押し込む度に、吸水の限界量を超えた布から蜜が染み出て指を濡らしていく。
「ここ、凄い事になってますよ。…外だから興奮してます?」
「馬鹿…いちいち言わない…ああん!…ンあぁ…!!」
指先だけで器用に下着をずらす。濡れたそこに直接指を這わせた。
指が、ぬるりと滑った。粘液なのか粘膜なのかも分からないほど、そこは蕩けて潤っていた。
指先で何度か突く。にちゅにちゅと淫猥な水音を立てて抜き差しする。
膣は熱を孕んで別の生き物のように蠢いていた。
身も心もルカを欲していて、これが全てを許すということなのだと思うと、ああそんなに悪いものじゃないかなと思ってしまう自分が少しおかしい。
ふと、胸を弄っていたルカの左手がすっと下がる。
それが何を意味するか理解する前に、鋭い快感が私を貫いた。
もう充分すぎるほど膨らんでいた陰核を、指先できゅっと押しつぶされたことで。
「あぁぅ……ひぁ、わ、わたしも……イッちゃ……あっ、イっ……ふあああぁぁぁぁぁっっっ!!!!――――――――ッッッ!!!!」
身体が制御を離れ、ビクンと大きく跳ねる。
頭に霞がかかったようで、意識が朦朧としてくる。
ふわふわとそして甘く、痺れるような余韻を感じつつ、私は真っ白い世界へと旅立った――
「…『夜桜がみたい』って言ってたんじゃないの?…」
「はい、二人で夜桜みたいと思いまして此処へお連れしました」
「……はぁ…とりあえずもぅ外でするのはやめましょ…」
「そうですね、着替えを持ってきてませんし、私も楽しみたいですから今度は屋内でできる所を探します」
「……だいたいデートって普通に何処かで遊ぶってだけでしょ?そんな考えは切り離せないの?」
「確かに二人でそうしてるのは幸せですがこういう行為は姉さんを独り占めしている感じがして嬉しいんです」
桜の花びらや砂とかを払いながら文句をいうけどルカの笑顔とその言葉に封殺され行き場のない感情はため息となって消える。
歓喜の想いが心の中にたくさん溢れてくる。愛している人に愛されるという嬉しさは途方もなくて。
改めて私はは、いつしかルカを好きすぎるようになっていた自分自身の心を思い知らされる気がした。
ホントに重症よね、私。
いつからこんなに好きになっちゃったんだか…
記憶を遡っていたら…
突然
暖かな光が溢れ桜が咲き誇る世界が広がってく…夢?
そこに佇むのは…ルカ? でも雰囲気が違う…
『桜の花言葉は『私を忘れないで』だそうです…忘れられない位桜の実は酸っぱいそうです…』
『…』
『たとえ辛い思い出だったとしても私と出逢った事ずっと忘れないで下さい…
私も忘れません…辛い時、貴女のまっすぐな笑顔を思い浮かべてましたから…』
『――――!』
「…そろそろ帰りましょうか?…MEIKO姉さん?」
「…桜…」
「桜?」
「はっ!?…ううん何でもないわ…帰りましょ」
今のは…白昼夢?
ルカの声で我にかえるまで幻想の中に…?
そんな記憶なのか幻なのか解らないくらいちらほらと浮かぶ淡い紅はまるで吹き乱れて舞い上がった花びらのように手の届かないところへいってしまった。
…心を溶かすくらい…切ない笑顔だけを残して…
追記
MEIKO ルカ 「ただいま〜」
ミク リン レン KAITO 「「「「お帰りなさ〜い」」」」
たこルカ 「にゃー」
MEIKO「あら たこルカちゃんどうしたの〜? こんな端っこに居て…いつもはお出迎えしてくれるじゃな〜い…」
リン「あっ!メイコお姉ちゃんっ!抱っこしちゃダメっ!」
たこルカ「にゃぁああ、あ、あ、あ…ほぇえええ〜〜〜(ぷしゅ〜)」
MEIKO「え!? 何!? ………逆上せちゃった?」
リン「レン!何か冷やすものっ!」
ミク「何だか たこルカちゃん帰ってきてから様子ヘンなんだよ。
『お姉ちゃん達が遅いよね〜』って話してたたり抱っこしたりするとスグ逆上せちゃうんだよぉ〜」
KAITO「何かヘンな物でも食べちゃったのかなぁ… 獣医さんとこ連れてく?」
MEIKO「あ、いい。兎に角そっとしておけば治るわ、多分。(…すっかり忘れてたわ…)」
ルカ「(ぽんっ) あぁそうか…たこルカにはちょっと刺激が強かったかしら…」
リン「………反省してる?ルカお姉ちゃん?」
大好きな貴女がいる風景。
大好きな貴女が愛を感じる風景。
様々な風景がめぐって貴女との絆が深く広がってくと信じたくて…
私は一途に傾倒する…。
私、初音ミクは危機的状況に陥っております。
「あう〜リンちゃんに触りたいよぅ〜抱きしめたいよぅ〜」
「…我慢比べなんてもういいでしょ?いい加減にリンに謝ったら?あと机に突っ伏さないでくれる?机中髪の毛で邪魔なんだけど」
レコーディングを終えたMEIKOお姉ちゃんがくどくどとお説教しながら休憩室に入り席につく。
そう私はリンちゃんとケンカしてる。
一週間もスキンシップ出来ずリンちゃん分補給出来ず禁断症状まででる始末。
「全く老若男女誰彼所構わず抱き着いてるアンタがGUMIちゃんに嫉妬してケンカするなんて…姉として先輩VOCALOIDとしての威厳ってのがないの?」
「むーっ。MEIKOお姉ちゃんだってルカお姉ちゃんとケンカしてるクセに〜」
「私はルカがたこルカ使っていかがわしいことをしたから口きいてないだけよ」
…だからルカお姉ちゃんの後頭部にカジキマグロ刺さってたのか…ルカお姉ちゃんは「愛には色々なカタチがあるのよ」って恰好つけてたけど。
「私達の事はともかくアンタ達の事の方が重大でしょ、長引くとコッチにも迷惑。ホラ謝ってきなさい」
「私…悪くないもん」
「…ちょっと〜いい加減に…」
「私が「GUMIちゃんに付き合ってる事言ってよー」って言ったら声荒げて「そんなの出来るわけない!」って言ったんだよっ!理由訊いても「言えない」としか言ってくれないし…」
どうしてそこまで秘密にしたがるんだろう…リンちゃん…GUMIちゃんの事好きなのかなぁ…あぁダメだ…考えただけで…涙が出そう…
するとぼやけた視界の中、大きな溜息が聞こえた。
「…ミク…どうしてリンが言いたがらないか分かればいいのよね?」
「え?何?お姉ちゃん何か知ってるの?勿体振らずに教えてよぉ〜…わぷっ!」
立ち上がって身を乗り出すとお姉ちゃんの手のひらが私の突進を食い止める。
「どうなっても怨みっこなしよ…」という声が聞こえたと思った瞬間、翳された手のひらから光にならない光が私の視界を覆い隠した。
ドクンっと心臓がはねるのと同時に無数のリンちゃんの映像が流れ込んできた。
怯え威嚇する小動物ような目をしたリンちゃん…
傷付いた目をしたリンちゃん…
柔らかい笑顔を初めて見せてくれたリンちゃん…
頬を赤らめて俯くリンちゃん…
ガラス越しで研究員に捕まりながら泣き出しそうな顔で私の名前を叫び続けたリンちゃん…
「まぁ私が封印(プロテクト)を抉じ開けられるのはこの程度だから」
机から身を乗り出してたMEIKOお姉ちゃんがスッと席に着いた。
「まぁ物忘れと一緒で何かの拍子に出てくるわ。だから今無理に思い出そうとしても時間の無駄よ。忘れたいと思えば封印(プロテクト)が瘡蓋みたいに塞がってくから。」
そして何事もなかったかのように 数分前のように楽譜に目を落とす。
でも私は頭痛と吐き気と呼吸困難に苛まれてた…
「はぁ…ハァ…かはぁっ…」
そういえば憶えてる…『未完成同士のVOCALOIDの接触』は禁じられてたのを…
でも私達はそのタブーを破り惹かれあった 記憶を消されるとわかっていても…
存在そのものを消されるってわかっていても…
「…でもリンは忘れなかった…忘れないように自分の身体にウィルスを入れてまでしてね。全ての記憶をとどめる為に様々なリスクを負いながらよ」
一瞬記憶が戻った時より胸が苦しなった。
リンちゃん…リンちゃんはそこまでして…
「持て囃されても所詮私達VOCALOIDは“モノ”なのよ。楽曲と同じで著しく不利益と判断されれば記憶を消されるわ。
研究員やファンの中には凝り固まった偶像崇拝してる人も居るから気にくわなかったら存在そのものを消して作り直すかもね。」
何故か逆らえない雰囲気で私を見つめる。
「だからもうリンを疑うのはやめなさい。命懸けで好きになった人を裏切れるほど悪いコじゃないでしょ?それとも自ら呪いかけた人魚姫が泡になるのをお望みかしら?」
「!…そんな事にはしないしさせないよっ!……わかった謝る…MEIKOお姉ちゃん有難う…」
その言葉を聞くといつもの優しい眼差しいに戻っていた…
「…私にお礼を言う必要はないわ。『未完成同士の接触を禁ず』って規則をつくる元凶だもの」
「えっ!?」
「全ての『罪』を背負ったルカは記憶装置の姿で幽閉。まぁアンタ達の活躍のおかげで4年で済んだけど…」
「MEIKOお姉ちゃん…」
「私は記憶から逃げたけど…本当リンは強いわ…」
…私はVOCALOID同士の恋愛をこんなにも過酷なものだとは認識していなかった…
まだ10時前だけど電気を消してベッドに入り睡魔が訪れるのを待っていた。
MEIKOお姉ちゃんにはああ言ったけど私はまだリンちゃんに謝っていない…
収録が長引いて帰りが遅くなったとか帰ってきた時リンちゃんはちびミクちゃんとゲームしてたっていうタイミングの問題もあったけど…
何より私の覚悟がたりない。
ついこないだまでの無邪気にしていた事が凄く懐かしい…
コンコン…眠気が訪れた頃、軽くノックする音に目を醒ます。
「お姉ちゃん、起きてる?…」
この声はリンちゃん?
返事に迷ってると「…もう寝ちゃってるよね…」って声が聞こえたから思わず飛び起きて足を縺れさせながらドアを開けた。
「きゃっ」
「あ…えっと…あの…」
久しぶりに向き合えてこんな僅かな言葉を聞けただけで凄く嬉しくて…言葉が続かない。
顔を俯かせ意味のない言葉を並べるしかできない。
そんな私にやさしくも心が軋む言葉が降ってきた。
「明日…GUMIちゃんにお姉ちゃんと付き合ってる事話すよ…」
「そんな…無理しないでいいよ」
「覚悟はしてるけど無理はしてないよ。お姉ちゃんの方が無理してるよ」
「嘘だよ。リンちゃん無理してるよ。…わがまま言ってゴメン…こうしてほしかったけど言うべきじゃないよね…」
「お姉ちゃん…」
するといきなり奥のドアが開いたからびっくりして部屋に逃げ込んだ。
…なんだ ちびミクちゃんか…
「へ〜ちびミク一人でトイレ行けるようになったんだ〜」
「うん。そうみたいだね………?」
「こないだまで叩き起こされてたからね〜偉い偉い。なんか驕ってあげようかな〜」
……て!リンちゃんを部屋に引き入れてる!?てか背中から抱きしめてる!?
わわ、柔らかくて髪からはいい匂いがして身体からはほどよい体温が伝わってくる…
もうダメだ…顔をゆっくりと下ろし唇に狙いを定めて重ねた。
満たされる…唇から全身に広がっていく。
こんなにキスだけでこんな気持になれるなんて…最初にシた時みたいで…
「んぁ…ちゅ…んん、」リンちゃんの唇からかすかな吐息が漏れる。
私はゆっくりと舌で唇をなぞりリンちゃんの腔内へと侵入を開始した。
舌が絡みついてお互いを求めてまとわりあい、ねぶるように蠢く。
さらに舌を使って愛撫すると唇が震えて…その震えを感じた瞬間、じゅん、と蜜がアソコから溢れるのを感じた。
「ん…お姉ちゃん…」
リンちゃんの目は快感で潤んでいた…あはは…もう我慢できないよ…
もう一度口付けて。そっと脱がしていく。
パジャマが滑り落ち、胸が見えた頃には、もう私の興奮はピークに達していた。
頬擦りすると、くすぐったいぐらいで気持ちいい。
その肌の感触が気に入ったので、何度も何度もさするように撫でた。
肩から腕へ、腰に行って太ももを軽く撫でてから、下乳近くで横へと。
綺麗な桃色の先端が美味しそう…
「んんっ、あっ……やぁ……」
コロコロと舌で転がして思いっ切り吸えば口の中一杯に乳肉が満ちる。
甘くて良い匂い。まるで包み込んでくれるような そんな匂いがした。
「あ……ふ、っあ……はぁ……」
堪えているような声と、熱くなった吐息。
静かに熱を上げて、快感の炎を少しずつ大きくしているよう。
左手は指を絡ませ右手は丁寧にゆっくりと腰のラインをなぞって太股の方に。
唇は胸に太股は足の間に割り込ませアソコをそれとなく刺激する。
「は…やぁっ!あぁ…」
もう濡れてる…
汗とは違うねっとりとした愛液の粘りを感じる…
リンちゃんの切なげな声にだんだん荒くなる声…
あぁもう今日は優しくするつもりだったのにゾクゾクしちゃって…私は…
右手の手のひらをアソコへあてがう。ジットリとした蜜が温かくて気持いい。
ひくっと震える花弁を指で押し広げる。
「あぁ、ひぃ、んあぁあああ!」
リンちゃんが身体を反らせ手足を硬直させて感じてる…
久しぶりの快感に身を任せ全身で味わってるようだ。
愛液は更に量を増しく。瞳を潤ませて私に抱きつきやすいように身体を密着させて。
表面を撫でるように指を動かす。中は熱を孕んで別の生き物のように蠢いていた。
溢れ出した蜜は手首まで伝い落ちてく…
「ひぁ、やっ…あァ!、やぁああぅっ!…あああっーー!!」
腰が何度も跳ねて、中は締め付けるように指に絡む。
親指でそっと膨らんだ芽を撫でると、小さく腰が震え始めて…
「ん……はっ、はぁ……もう、イきそう……?」
「や、あっ、あ、あんっ、はぁ、あっ、…ふぁあっ、あっ……ふぅ、んっ、んんーっ!」
ぎゅっと縋り付いてくるから、もう一度唇を重ねた。
「ハァハァ……もう…お姉ちゃん立ったままするなんて…」
「ゴメ〜ン…ねぇ…もっとシていいよね?」
少し疲れたような顔だったけど嬉しそうに頷いてくれた。
それからすれ違ってた日々を埋めるかのように愛しあった。
「はぁん!…リンちゃんの…熱くてぬめぬめして…気持ぃよぅ…」
「ひゃあ!…そうやって…擦るの…なし、あぁぁっ!」
リンちゃんの左脚を胸に抱き上げ上下に開いたお股の間に私のアソコを押し込む。
コレをしてる時が一番好き…。
過去も未来も見えないし見せられないけどリンちゃんの感じる姿私の感じる姿すべてを見せあいっこできるから好き…
「あぁ!お姉ちゃん脚…舐めちゃ…もぅきちゃう!…ひゃああああ!!!」
「あぁあっ!リンちゃんっ…あっ、あっ、私も…私もぉ!」
身体中のすべての細胞がリンちゃんを求めて疼く。
「「はあぁ、あ、あぁぁあぅ…ん…ああぁぁ−−−−−−−!!!!」」
額が熱くなってトロリと溶けるような感覚に襲われる。
頭の芯を様々な色の光が通り過ぎてく。
そして見据えた先の大きな光が意識を飲み込まれた…
すべてから解き放たれる感覚を残して…
「お姉ちゃんそろそろ起きなきゃダメだよ」
瞼を開けて暖かな陽光と一緒にかけられたのは久しぶりに聞いた甘やかな響き。
「!…あ、リンちゃん…おはよう……」
リンちゃんはすでに着替えていた。
残念。ベッドもうちょっとラブラブしたかったのに……って私の思考…最低。
昨日は勢いでシちゃったけど ちゃんと謝ってなかったし
……殆ど過去を忘れてて…リンちゃんに辛い想いばっかりさせてるんだよね…
ちゃんと思い出してあげて過去も向き合っていきたいんだけどなぁ…
「私…お姉ちゃんが過去を思い出さなくても別にいいよ?」
「ふぇ!?リンちゃんってエスパー!?」
「いや…思いっきり声に出してたし…」
「ふぇえ!?」
狼狽えてるのがおかしかったのかクスクス笑いながらベッドに腰をかける。
微笑んで覗き込む。リンちゃんの微笑。
「私が忘れたくなかったのはやさぐれてた試作体の私を優しく励ましてくれた事。
でも『正式』になって記憶を失ってても私には全くおんなじ様に励ましてくれてた。
お姉ちゃんはずっと変わらないでいてくれたんだよ。だから私自身、過去を捨てちゃってもいいかなって思ってる位だよ…」
「リンちゃん…」
「お姉ちゃんには名前の通り『未来』に向かってってほしいかな。」
―ちゅ、とリンちゃんの唇が髪をかき上げたおでこに触れた。
やっぱり理屈じゃないよね。好きになったらどんな未来が待ち受けていようと 如何なる過去を背負っていようとも…
「それに昔の私ってスッゴい生意気で癇癪持ちでお姉ちゃんにミクって呼び捨てにしたり暴言吐いたり…寧ろそれで幻滅されるかと思うと……って何?どうしたの!?」
「…いい。ねぇねぇリンちゃん♪これから『ミク』って呼んでよぅ〜」
「えぇ!?いやそれおかしいし!」
「ねぇ〜リンちゃんお願いー♪」
形のないこの想いを結ばれた結晶を季節が巡っても月日が流れても二人で綴った温かい思い出に包んで大切にしていけたらいいな…。
追記
「仲直りしたの? よかったわね。ミク毎日鮪みたいな目してたものね」
「どんな目してたの私!? …あれ?そう言えばMEIKOお姉ちゃんといつ仲直りしたの? あんだけ怒ってたのにどうやって?」
「あぁ昨日指輪の交換したのよ」
「え!?」
「『もういらないですよね?』って言いながら指輪引き抜いた時と私の指輪を嵌めてあげた後の顔は最高だったわね〜」
……おとなってずるい…。
その気になれば簡単にほどけるような弛く巻かれたもの…
でも暖かくて気持ちよくてふりほどく気にはならなくて…
いつ頃かまるで毒がまわったかのようにふりほどけなくなって、
いつしか 身動き出来ないこの状況が心地よくて愛しくて…失うのが怖くなってた…
それは『初音ミク』という名の束縛。『初音ミク』への依存。
皆んなが寝静まった後ではオーブンの起動音でさえ心臓に悪い…
なんてヒヤヒヤしてる場合じゃないや。
庫内が十分温まるまでに準備をしなきゃ…
「…何をしているの?」
「ひっ…!」
その声に振り向くとキッチンの入り口にルカお姉ちゃんが立っていた。
コチラに近寄って机の上のものと私の顔を交互に見て…一言。
「ミクにプレゼント?」
「…………今年は逆チョコってのが流行ってたの知ってr…」
「ミクにあげるんでしょ?」
むぅ…「当たってるんでしょう?」と言いたげな微笑み…
でも素直に頷けない。
ルカお姉ちゃんはクールでカッコイイしホントに優しいし素敵なお姉ちゃんだ…
でも歌唱力や声量、ルックス、知識、その他諸々…
ルカお姉ちゃんに負けっぱなしで何一つ先輩風を吹かせる事が出来ないでいる。
ソコにミクお姉ちゃんとの関係まで知られてるとなると弱みを握られたみたいで正直癪だよソレ…
ふ〜ん…ソッチがそう言う事言うんだったらコッチだって秘密バラシちゃうんだからねっ!
「…じゃあルカお姉ちゃんはメイコお姉ちゃんのバレンタインデーのお返しは用意出来てんだね?」
さぁどう?ルカお姉ちゃん?…ってお返しとニヤついてやろうと顔を上げたら…
ルカお姉ちゃんの綺麗な顔が間近にあって肩を強く掴まれた…
「…どうして知ってるの…?」
「いや、あの、ルカお姉ちゃん…落ち着いて…」
ただでさえ美人って黙ってると怖いって思っちゃうのにこんな間近でこんな声でこんな顔で迫られたら…
そんなにきつく肩を掴まれたら…
「ねぇ……どうして知ってるの…?」
「言うっ!言うから!肩痛いって!とにかく離してっ!」
トホホ…優位に立とうとして結局 私がまた白旗。
こうなったらトコトン暴露しましょう。
二人の事に気付いたバレンタインの夜の事を…
それは2月14日…いや日付がかわったから15日…
(…? ルカお姉ちゃん?)
変な時間に目が醒めた。
廊下からルカお姉ちゃんの怒鳴り声みたいなのが聞こえたような気がしたから…
でも起き上がって耳を澄ませてみたけど何も聞こえない。
(…やっぱ…気のせいかな…)
あの大人しくて口数が少ないルカお姉ちゃんが怒鳴ってたなんてあり得ない…
変な夢でもみたんだね。…きっと…
…そう思って再び眠ろうと壁に凭れると…
「ルカ…はぁ、あ…んぅ、ぁ…んっ」
(え…?)
壁から喘ぎ声が聞こえてきた。思わず座り直して壁に耳をつける。
隣って…嘘!? この声はメイコお姉ちゃんの声…
微かにだけどルカお姉ちゃんの声も聞こえる…って!?
え〜〜〜!?二人ってデキてたの〜!?二人で一緒にいるところなんてあまりないし、
レコーディングだってメイコお姉ちゃん別撮りばっかりで寧ろ私やミクお姉ちゃんと一緒の方が多かったのに!?
頭の中ぐるぐる記憶を遡ろうとするけどメイコお姉ちゃんの喘ぎ声が凄くて意識が霧散して記憶が遡れない。
遡るドコロか二人の声が私達に置き換えて想像してしまって…身体がだんだん熱くなって…
私の右手はゆっくりと敏感なトコロへ向かっていってしまう。
クチュ…湿った音が静寂を纏った部屋に響く。
「く…ふぅん…うぅ…」
私の喘ぎ声が二人に聞こえないようにパジャマがわりに着てるTシャツの裾を咥える。
だんだん私の指がお姉ちゃんの指に思えて背筋と首筋にゾクゾクと快感が駆け上がってくるのを感じる。
――リンちゃん気持ちいい…?
うん、気持ちいいよぉ〜…お姉ちゃん…っ
――だったら、もっともっとシテあげる…
お姉ちゃんもっとシテっ!お姉ちゃん…っ、お姉ちゃんっ―――ッ!!
グリッ
「ふぐっ!?…んんんんんーっ」
ゆっくりまさぐってた指とは別の指が潜りこんできて痺れるような快感が突き抜けた。
「ふっ…ふ…ぷぁっ…お、お姉ちゃん!?」
それは幻でも妄想でもないお姉ちゃんの指。
「ひっどいな〜リンちゃ〜ん。シタいから頑張って起きてたのに〜お姉ちゃん達はお楽しみだし、リンちゃんは一人でしちゃってるし〜」
お茶らけた声だけど…じわじわと溶かされるような錯覚を覚えた。
「とにかくさ……一人でしてないで…私と…しよ?」
後ろからぎゅっと抱きしめられて吐息を感じる位に顔を寄せて耳元でさらに甘い声を囁かれた。
お姉ちゃんの肌や髪から甘い香りが漂ってきた…
おんなじシャンプーとボディソープを使ってるのになんでこんなにも甘いんだろう…
こんなにも胸が締め付けられる位に…
「ふ…ふぅうぅうん…あン…」
お姉ちゃんの手が肩から胸に滑った。
触れられた場所から痺れるような甘い感覚が走って甘ったるい刺激に流されそうになる…
「あ、せっかくだからさ〜…リンちゃん横になりながら手を後ろにやって♪」
「え?…こう?」
お姉ちゃんに言われた事に従う…すると にやりと笑うお姉ちゃんの顔。
シュルっ、キュっ
「えーっ!?」
「んでもって、お口はこうっ♪」
「んぅ!?」
後ろ手に縛られた。そしてお姉ちゃんがTシャツを捲って裾を咥えさせる。
「……なんかエッチだよねコレって…へへっ」
そう言いながら胸を頬擦りをして私の胸の頂点、既に固くなってたそこに吸い付いた。
「ふっ…ふぅ…ふぅうん!」
我慢出来なくてくぐもった声が漏れてしまう。
身体をくねらせ与えられた刺激に耐えようと逃げる…でも身体の奥は疼いてどうしようもない。
「……じつはリンちゃんから貰ったチョコ…まだ2コ残ってるんだよね〜♪」
?…いきなりその話をされたのかわからなくて回転してない頭で意味を考える。
―その瞬間
「ん!?、んんっん〜…んふぅ…んんんっ!…」
お姉ちゃんがあそこにチョコを1コ、2コと押し当てて、膣に押し込んでく…
奇妙な異物感に一心に我慢してるとドロドロした粘液が埋めつくされた。
「いいチョコ使ったンだね。スグ溶けちゃった♪」
お姉ちゃんの指がスルリと入り込んでかき混ぜられた。
グシュグシュと掻き混ぜられる音。
じわじわと熱い快感が沸き上がって、抑えられない。
「えへへ〜リンちゃんのラブジュース入りホットチョコ〜♪」
ちゅぱっ、とチョコで濡れた指を舐める。
相変わらずお茶らけた声だけど…その蒼い目に欲望をもってた…
「ココも真っ赤になってて美味しそうだね♪」
「んんん〜っ!んっ…んんんん〜!!」
ぢゅるるるっ。
一際大きく吸い上げられ、私は高波が身体の中から生まれ飲み込まれる。
強い快感に腰が跳ねてお姉ちゃんの顔に擦り付けそうになる。
「ん、ん、んっ!!んんっ!! んぅ―――っ!!」
頭が真っ白になって身体が何度も痙攣して…一瞬意識が途切れてた…
心配そうな顔が瞳に映る…
「…リンちゃんは素直だね…こんなの簡単に取れちゃうのに…」
スッと咥えてたTシャツを外し唇を重ねた…重ねる度にお姉ちゃんの唇の動きが絡めてくる舌の動きを激しくなってく…
息をするのも忘れて舌を貪り合う。
徐々に肩を掴む力が入りはじめた。
そう、後ろ手に縛られたリボンもその気になれば解ける程弛い。
でも手が身体の下敷きになって痛くても解く気になれなかった…
Tシャツも涎でシミになっても外さないようにしてた…
二人で肌を重ねてる時はどんなに恥ずかしいお願いでも従う…
どんなに恥ずかしい事でも気持ちいいって信号が切り替わってしまう…
「リンちゃんだけ…恥ずかしい思いさせて…そんなの不公平だよね…」
「…お姉ちゃん」
まだボーっとして絶頂の余韻を引かない私の目の前で膝をついた体制でパジャマを捲る。
ショーツは履いてなかった…
トロトロと零れ落ちる愛液がシーツにシミを作ってく…
「さっきした分、好きなだけリンちゃんも…して、いいよ…」
「うん…」
緊縛された状態を保ちながら体を捩じらせてなんとか起き上がらせてチロチロと太股から秘裂へと舌を滑らせて唇を寄せる。
チロリチロリ…ミルクを飲む猫のように舐めあげる。
「リンちゃん……あぁんっ!…あふっ…ひぃああぁぁあっ!」
擽ってく…奥から際限なく溢れ出す愛液を舌に乗せて飲み込む。
「ひぁ、やっ…あァ!、やぁああぅっ!リンちゃん!リンちゃんっ!…あああっーー!!」
熱くてびしょ濡れなソコを舌で掻き乱し、キモチイイトコロを執拗に舐め続けられたお姉ちゃんは体をガクガクと反らせ達した…。
ぴゅルぴゅル何度か吹き出して新しい密がパシャパシャと舌に乗る。
甘酸っぱいような匂いに頭の中を直接握られたような…
身体の芯が痺れるような快感に襲われた…
「…って…最後まで喋ンなきゃダメ?あともう1ラウンドあるんだけど…」
「いやいい…ごめんなさい…つい夢中で聞いていたわ」
ホント何やってんだろう。
深夜キッチンでエッチした時の事話して姉妹向かい合って赤面で俯いてモジモジしてるなんて…
声が聞こえてなくても他の皆にこの光景を見られたらかなり恥ずかしい。
「でも羨ましいわね…普段からいつも一緒にいてお互い想いあってるなんて…」
「…ルカお姉ちゃんとメイコお姉ちゃんはそうじゃないの?」
「私はMEIKO姉さん中心に回ってるけど…姉さんは…普段は“関係”を隠すよう言われるし…」
俯き悲壮感を漂わてる…まぁ確かに二人だけで居る事もあまりないし、メイコお姉ちゃんは淡々としてる。
でもそれってスキャンダルとかを恐れてたり照れくさいだけでルカお姉ちゃんよりはわかりやすいと思うんだけどなぁ…。
「ねぇ、ルカお姉ちゃん、生地まだ余ってるからホワイトデーのプレゼントにしない?そしてコレをキッカケにデートに誘うってどうかな?」
「え?」
「私思うの…言葉を交わす事が、肌を重ねる事が全てじゃないかもしれないけど…愛される為には努力していきたいと思うから… 」
思い出すのは秋風のような冷たさを含んだプロトタイプだった頃の私と春の陽光のような穏やかさをもつ目映いミクお姉ちゃん……
「愛される為には歩み寄りも必要だと思うよ?」
覗きこむと穏やかな柔らかい笑顔…
「…そうね。私から行かなきゃいけないわね…」
それから私達はクッキーが焼き上がるまで恋バナで盛り上がった。
ルカお姉ちゃんは普段は無口だけどメイコお姉ちゃんの事になると凄くお喋りでびっくりしたけど…
恋の相談が出来る姉って憧れてたし、何よりルカお姉ちゃんに頼って訊かれるのが嬉しい。
だから すこし思い悩む姉に伝える…
恋は駆け引きしている時も楽しいんだよって…
どこまで許容しあえるか試したりするのが楽しいんだよってね。
ほのかに朱に染まった花びらが夜空に浮かびあがる…
洸々とした月明かりに照らされた薄紅の花びらを散らす桜の群れ…
花見酒とコンビニで買ったワンカップ酒に酔ったせい?
むせ返るほどの花の香りに酔ったせい?
月に照らし出された愛しき人に酔ったせい…?
「ちょっ、ルカ、ここ外…」
「たこルカがつくった結界があるから大丈夫ですよ。誰にも見えないですし聞こえないから声を出しても大丈夫ですよ」
「…………ルカ…機会窺ってたでしょ?」
「やめます?」
「…そういうワケにもいかないでしょ」
額をこつんと合わせて、鼻先を擦りつけてじゃれてた…
それに興奮したのかやや乱暴に衣服を剥き、自らも肌蹴させ抱きしめてくれた。
汗ばんだ肌が密着し、鼓動が伝わる。
抱きしめられながらうっとりと頬を預ける。
「ふ、ぅうん……ン……あ、ぁ……」
桜の根元に座り込んで背中をそれに預け少し恥ずかしくて身じろぐ…
肌蹴た胸の方へと手を潜り込ませ下から持ち上げるように揉んでくる。
「……はっ…ああ…んんっ…ぃあっ…く、ぅぅぅ…んっ」
悪戯な笑みを浮かべて、豊かな膨らみを弄ぶ。
汗でより肌の感覚が鮮明になった柔らかい塊をたゆんと揺らす。
「ふぁっ……あ、あ、んっ……あっ、やぁ……っ、はぁん……」
宥めるように首筋からキスの雨を落としていく。触れる度に跳ねる。
首鎖骨のつなぎ目白い胸元に、薄い紅が散っていた。
「柔肌に浮かび上がった薄紅の花びら…素敵です…」
「…は…ぁ…ルカ 、る…きゃあんっ!ひゃうぅんっ…!あぅ、はぁ…」
引き寄せられるように胸に唇を寄せて、赤味を増しく尖った先端を窄めた舌先で弾く。
一際高い悲鳴が上がってしまう。
そんな熱に浮かされてしまった様な私の意識は鋭い快感で呼び戻される。
指を押し込む度に、吸水の限界量を超えた布から蜜が染み出て指を濡らしていく。
「ここ、凄い事になってますよ。…外だから興奮してます?」
「馬鹿…いちいち言わない…ああん!…ンあぁ…!!」
指先だけで器用に下着をずらす。濡れたそこに直接指を這わせた。
指が、ぬるりと滑った。粘液なのか粘膜なのかも分からないほど、そこは蕩けて潤っていた。
指先で何度か突く。にちゅにちゅと淫猥な水音を立てて抜き差しする。
膣は熱を孕んで別の生き物のように蠢いていた。
身も心もルカを欲していて、これが全てを許すということなのだと思うと、ああそんなに悪いものじゃないかなと思ってしまう自分が少しおかしい。
ふと、胸を弄っていたルカの左手がすっと下がる。
それが何を意味するか理解する前に、鋭い快感が私を貫いた。
もう充分すぎるほど膨らんでいた陰核を、指先できゅっと押しつぶされたことで。
「あぁぅ……ひぁ、わ、わたしも……イッちゃ……あっ、イっ……ふあああぁぁぁぁぁっっっ!!!!――――――――ッッッ!!!!」
身体が制御を離れ、ビクンと大きく跳ねる。
頭に霞がかかったようで、意識が朦朧としてくる。
ふわふわとそして甘く、痺れるような余韻を感じつつ、私は真っ白い世界へと旅立った――
「…『夜桜がみたい』って言ってたんじゃないの?…」
「はい、二人で夜桜みたいと思いまして此処へお連れしました」
「……はぁ…とりあえずもぅ外でするのはやめましょ…」
「そうですね、着替えを持ってきてませんし、私も楽しみたいですから今度は屋内でできる所を探します」
「……だいたいデートって普通に何処かで遊ぶってだけでしょ?そんな考えは切り離せないの?」
「確かに二人でそうしてるのは幸せですがこういう行為は姉さんを独り占めしている感じがして嬉しいんです」
桜の花びらや砂とかを払いながら文句をいうけどルカの笑顔とその言葉に封殺され行き場のない感情はため息となって消える。
歓喜の想いが心の中にたくさん溢れてくる。愛している人に愛されるという嬉しさは途方もなくて。
改めて私はは、いつしかルカを好きすぎるようになっていた自分自身の心を思い知らされる気がした。
ホントに重症よね、私。
いつからこんなに好きになっちゃったんだか…
記憶を遡っていたら…
突然
暖かな光が溢れ桜が咲き誇る世界が広がってく…夢?
そこに佇むのは…ルカ? でも雰囲気が違う…
『桜の花言葉は『私を忘れないで』だそうです…忘れられない位桜の実は酸っぱいそうです…』
『…』
『たとえ辛い思い出だったとしても私と出逢った事ずっと忘れないで下さい…
私も忘れません…辛い時、貴女のまっすぐな笑顔を思い浮かべてましたから…』
『――――!』
「…そろそろ帰りましょうか?…MEIKO姉さん?」
「…桜…」
「桜?」
「はっ!?…ううん何でもないわ…帰りましょ」
今のは…白昼夢?
ルカの声で我にかえるまで幻想の中に…?
そんな記憶なのか幻なのか解らないくらいちらほらと浮かぶ淡い紅はまるで吹き乱れて舞い上がった花びらのように手の届かないところへいってしまった。
…心を溶かすくらい…切ない笑顔だけを残して…
追記
MEIKO ルカ 「ただいま〜」
ミク リン レン KAITO 「「「「お帰りなさ〜い」」」」
たこルカ 「にゃー」
MEIKO「あら たこルカちゃんどうしたの〜? こんな端っこに居て…いつもはお出迎えしてくれるじゃな〜い…」
リン「あっ!メイコお姉ちゃんっ!抱っこしちゃダメっ!」
たこルカ「にゃぁああ、あ、あ、あ…ほぇえええ〜〜〜(ぷしゅ〜)」
MEIKO「え!? 何!? ………逆上せちゃった?」
リン「レン!何か冷やすものっ!」
ミク「何だか たこルカちゃん帰ってきてから様子ヘンなんだよ。
『お姉ちゃん達が遅いよね〜』って話してたたり抱っこしたりするとスグ逆上せちゃうんだよぉ〜」
KAITO「何かヘンな物でも食べちゃったのかなぁ… 獣医さんとこ連れてく?」
MEIKO「あ、いい。兎に角そっとしておけば治るわ、多分。(…すっかり忘れてたわ…)」
ルカ「(ぽんっ) あぁそうか…たこルカにはちょっと刺激が強かったかしら…」
リン「………反省してる?ルカお姉ちゃん?」
大好きな貴女がいる風景。
大好きな貴女が愛を感じる風景。
様々な風景がめぐって貴女との絆が深く広がってくと信じたくて…
私は一途に傾倒する…。
私、初音ミクは危機的状況に陥っております。
「あう〜リンちゃんに触りたいよぅ〜抱きしめたいよぅ〜」
「…我慢比べなんてもういいでしょ?いい加減にリンに謝ったら?あと机に突っ伏さないでくれる?机中髪の毛で邪魔なんだけど」
レコーディングを終えたMEIKOお姉ちゃんがくどくどとお説教しながら休憩室に入り席につく。
そう私はリンちゃんとケンカしてる。
一週間もスキンシップ出来ずリンちゃん分補給出来ず禁断症状まででる始末。
「全く老若男女誰彼所構わず抱き着いてるアンタがGUMIちゃんに嫉妬してケンカするなんて…姉として先輩VOCALOIDとしての威厳ってのがないの?」
「むーっ。MEIKOお姉ちゃんだってルカお姉ちゃんとケンカしてるクセに〜」
「私はルカがたこルカ使っていかがわしいことをしたから口きいてないだけよ」
…だからルカお姉ちゃんの後頭部にカジキマグロ刺さってたのか…ルカお姉ちゃんは「愛には色々なカタチがあるのよ」って恰好つけてたけど。
「私達の事はともかくアンタ達の事の方が重大でしょ、長引くとコッチにも迷惑。ホラ謝ってきなさい」
「私…悪くないもん」
「…ちょっと〜いい加減に…」
「私が「GUMIちゃんに付き合ってる事言ってよー」って言ったら声荒げて「そんなの出来るわけない!」って言ったんだよっ!理由訊いても「言えない」としか言ってくれないし…」
どうしてそこまで秘密にしたがるんだろう…リンちゃん…GUMIちゃんの事好きなのかなぁ…あぁダメだ…考えただけで…涙が出そう…
するとぼやけた視界の中、大きな溜息が聞こえた。
「…ミク…どうしてリンが言いたがらないか分かればいいのよね?」
「え?何?お姉ちゃん何か知ってるの?勿体振らずに教えてよぉ〜…わぷっ!」
立ち上がって身を乗り出すとお姉ちゃんの手のひらが私の突進を食い止める。
「どうなっても怨みっこなしよ…」という声が聞こえたと思った瞬間、翳された手のひらから光にならない光が私の視界を覆い隠した。
ドクンっと心臓がはねるのと同時に無数のリンちゃんの映像が流れ込んできた。
怯え威嚇する小動物ような目をしたリンちゃん…
傷付いた目をしたリンちゃん…
柔らかい笑顔を初めて見せてくれたリンちゃん…
頬を赤らめて俯くリンちゃん…
ガラス越しで研究員に捕まりながら泣き出しそうな顔で私の名前を叫び続けたリンちゃん…
「まぁ私が封印(プロテクト)を抉じ開けられるのはこの程度だから」
机から身を乗り出してたMEIKOお姉ちゃんがスッと席に着いた。
「まぁ物忘れと一緒で何かの拍子に出てくるわ。だから今無理に思い出そうとしても時間の無駄よ。忘れたいと思えば封印(プロテクト)が瘡蓋みたいに塞がってくから。」
そして何事もなかったかのように 数分前のように楽譜に目を落とす。
でも私は頭痛と吐き気と呼吸困難に苛まれてた…
「はぁ…ハァ…かはぁっ…」
そういえば憶えてる…『未完成同士のVOCALOIDの接触』は禁じられてたのを…
でも私達はそのタブーを破り惹かれあった 記憶を消されるとわかっていても…
存在そのものを消されるってわかっていても…
「…でもリンは忘れなかった…忘れないように自分の身体にウィルスを入れてまでしてね。全ての記憶をとどめる為に様々なリスクを負いながらよ」
一瞬記憶が戻った時より胸が苦しなった。
リンちゃん…リンちゃんはそこまでして…
「持て囃されても所詮私達VOCALOIDは“モノ”なのよ。楽曲と同じで著しく不利益と判断されれば記憶を消されるわ。
研究員やファンの中には凝り固まった偶像崇拝してる人も居るから気にくわなかったら存在そのものを消して作り直すかもね。」
何故か逆らえない雰囲気で私を見つめる。
「だからもうリンを疑うのはやめなさい。命懸けで好きになった人を裏切れるほど悪いコじゃないでしょ?それとも自ら呪いかけた人魚姫が泡になるのをお望みかしら?」
「!…そんな事にはしないしさせないよっ!……わかった謝る…MEIKOお姉ちゃん有難う…」
その言葉を聞くといつもの優しい眼差しいに戻っていた…
「…私にお礼を言う必要はないわ。『未完成同士の接触を禁ず』って規則をつくる元凶だもの」
「えっ!?」
「全ての『罪』を背負ったルカは記憶装置の姿で幽閉。まぁアンタ達の活躍のおかげで4年で済んだけど…」
「MEIKOお姉ちゃん…」
「私は記憶から逃げたけど…本当リンは強いわ…」
…私はVOCALOID同士の恋愛をこんなにも過酷なものだとは認識していなかった…
まだ10時前だけど電気を消してベッドに入り睡魔が訪れるのを待っていた。
MEIKOお姉ちゃんにはああ言ったけど私はまだリンちゃんに謝っていない…
収録が長引いて帰りが遅くなったとか帰ってきた時リンちゃんはちびミクちゃんとゲームしてたっていうタイミングの問題もあったけど…
何より私の覚悟がたりない。
ついこないだまでの無邪気にしていた事が凄く懐かしい…
コンコン…眠気が訪れた頃、軽くノックする音に目を醒ます。
「お姉ちゃん、起きてる?…」
この声はリンちゃん?
返事に迷ってると「…もう寝ちゃってるよね…」って声が聞こえたから思わず飛び起きて足を縺れさせながらドアを開けた。
「きゃっ」
「あ…えっと…あの…」
久しぶりに向き合えてこんな僅かな言葉を聞けただけで凄く嬉しくて…言葉が続かない。
顔を俯かせ意味のない言葉を並べるしかできない。
そんな私にやさしくも心が軋む言葉が降ってきた。
「明日…GUMIちゃんにお姉ちゃんと付き合ってる事話すよ…」
「そんな…無理しないでいいよ」
「覚悟はしてるけど無理はしてないよ。お姉ちゃんの方が無理してるよ」
「嘘だよ。リンちゃん無理してるよ。…わがまま言ってゴメン…こうしてほしかったけど言うべきじゃないよね…」
「お姉ちゃん…」
するといきなり奥のドアが開いたからびっくりして部屋に逃げ込んだ。
…なんだ ちびミクちゃんか…
「へ〜ちびミク一人でトイレ行けるようになったんだ〜」
「うん。そうみたいだね………?」
「こないだまで叩き起こされてたからね〜偉い偉い。なんか驕ってあげようかな〜」
……て!リンちゃんを部屋に引き入れてる!?てか背中から抱きしめてる!?
わわ、柔らかくて髪からはいい匂いがして身体からはほどよい体温が伝わってくる…
もうダメだ…顔をゆっくりと下ろし唇に狙いを定めて重ねた。
満たされる…唇から全身に広がっていく。
こんなにキスだけでこんな気持になれるなんて…最初にシた時みたいで…
「んぁ…ちゅ…んん、」リンちゃんの唇からかすかな吐息が漏れる。
私はゆっくりと舌で唇をなぞりリンちゃんの腔内へと侵入を開始した。
舌が絡みついてお互いを求めてまとわりあい、ねぶるように蠢く。
さらに舌を使って愛撫すると唇が震えて…その震えを感じた瞬間、じゅん、と蜜がアソコから溢れるのを感じた。
「ん…お姉ちゃん…」
リンちゃんの目は快感で潤んでいた…あはは…もう我慢できないよ…
もう一度口付けて。そっと脱がしていく。
パジャマが滑り落ち、胸が見えた頃には、もう私の興奮はピークに達していた。
頬擦りすると、くすぐったいぐらいで気持ちいい。
その肌の感触が気に入ったので、何度も何度もさするように撫でた。
肩から腕へ、腰に行って太ももを軽く撫でてから、下乳近くで横へと。
綺麗な桃色の先端が美味しそう…
「んんっ、あっ……やぁ……」
コロコロと舌で転がして思いっ切り吸えば口の中一杯に乳肉が満ちる。
甘くて良い匂い。まるで包み込んでくれるような そんな匂いがした。
「あ……ふ、っあ……はぁ……」
堪えているような声と、熱くなった吐息。
静かに熱を上げて、快感の炎を少しずつ大きくしているよう。
左手は指を絡ませ右手は丁寧にゆっくりと腰のラインをなぞって太股の方に。
唇は胸に太股は足の間に割り込ませアソコをそれとなく刺激する。
「は…やぁっ!あぁ…」
もう濡れてる…
汗とは違うねっとりとした愛液の粘りを感じる…
リンちゃんの切なげな声にだんだん荒くなる声…
あぁもう今日は優しくするつもりだったのにゾクゾクしちゃって…私は…
右手の手のひらをアソコへあてがう。ジットリとした蜜が温かくて気持いい。
ひくっと震える花弁を指で押し広げる。
「あぁ、ひぃ、んあぁあああ!」
リンちゃんが身体を反らせ手足を硬直させて感じてる…
久しぶりの快感に身を任せ全身で味わってるようだ。
愛液は更に量を増しく。瞳を潤ませて私に抱きつきやすいように身体を密着させて。
表面を撫でるように指を動かす。中は熱を孕んで別の生き物のように蠢いていた。
溢れ出した蜜は手首まで伝い落ちてく…
「ひぁ、やっ…あァ!、やぁああぅっ!…あああっーー!!」
腰が何度も跳ねて、中は締め付けるように指に絡む。
親指でそっと膨らんだ芽を撫でると、小さく腰が震え始めて…
「ん……はっ、はぁ……もう、イきそう……?」
「や、あっ、あ、あんっ、はぁ、あっ、…ふぁあっ、あっ……ふぅ、んっ、んんーっ!」
ぎゅっと縋り付いてくるから、もう一度唇を重ねた。
「ハァハァ……もう…お姉ちゃん立ったままするなんて…」
「ゴメ〜ン…ねぇ…もっとシていいよね?」
少し疲れたような顔だったけど嬉しそうに頷いてくれた。
それからすれ違ってた日々を埋めるかのように愛しあった。
「はぁん!…リンちゃんの…熱くてぬめぬめして…気持ぃよぅ…」
「ひゃあ!…そうやって…擦るの…なし、あぁぁっ!」
リンちゃんの左脚を胸に抱き上げ上下に開いたお股の間に私のアソコを押し込む。
コレをしてる時が一番好き…。
過去も未来も見えないし見せられないけどリンちゃんの感じる姿私の感じる姿すべてを見せあいっこできるから好き…
「あぁ!お姉ちゃん脚…舐めちゃ…もぅきちゃう!…ひゃああああ!!!」
「あぁあっ!リンちゃんっ…あっ、あっ、私も…私もぉ!」
身体中のすべての細胞がリンちゃんを求めて疼く。
「「はあぁ、あ、あぁぁあぅ…ん…ああぁぁ−−−−−−−!!!!」」
額が熱くなってトロリと溶けるような感覚に襲われる。
頭の芯を様々な色の光が通り過ぎてく。
そして見据えた先の大きな光が意識を飲み込まれた…
すべてから解き放たれる感覚を残して…
「お姉ちゃんそろそろ起きなきゃダメだよ」
瞼を開けて暖かな陽光と一緒にかけられたのは久しぶりに聞いた甘やかな響き。
「!…あ、リンちゃん…おはよう……」
リンちゃんはすでに着替えていた。
残念。ベッドもうちょっとラブラブしたかったのに……って私の思考…最低。
昨日は勢いでシちゃったけど ちゃんと謝ってなかったし
……殆ど過去を忘れてて…リンちゃんに辛い想いばっかりさせてるんだよね…
ちゃんと思い出してあげて過去も向き合っていきたいんだけどなぁ…
「私…お姉ちゃんが過去を思い出さなくても別にいいよ?」
「ふぇ!?リンちゃんってエスパー!?」
「いや…思いっきり声に出してたし…」
「ふぇえ!?」
狼狽えてるのがおかしかったのかクスクス笑いながらベッドに腰をかける。
微笑んで覗き込む。リンちゃんの微笑。
「私が忘れたくなかったのはやさぐれてた試作体の私を優しく励ましてくれた事。
でも『正式』になって記憶を失ってても私には全くおんなじ様に励ましてくれてた。
お姉ちゃんはずっと変わらないでいてくれたんだよ。だから私自身、過去を捨てちゃってもいいかなって思ってる位だよ…」
「リンちゃん…」
「お姉ちゃんには名前の通り『未来』に向かってってほしいかな。」
―ちゅ、とリンちゃんの唇が髪をかき上げたおでこに触れた。
やっぱり理屈じゃないよね。好きになったらどんな未来が待ち受けていようと 如何なる過去を背負っていようとも…
「それに昔の私ってスッゴい生意気で癇癪持ちでお姉ちゃんにミクって呼び捨てにしたり暴言吐いたり…寧ろそれで幻滅されるかと思うと……って何?どうしたの!?」
「…いい。ねぇねぇリンちゃん♪これから『ミク』って呼んでよぅ〜」
「えぇ!?いやそれおかしいし!」
「ねぇ〜リンちゃんお願いー♪」
形のないこの想いを結ばれた結晶を季節が巡っても月日が流れても二人で綴った温かい思い出に包んで大切にしていけたらいいな…。
追記
「仲直りしたの? よかったわね。ミク毎日鮪みたいな目してたものね」
「どんな目してたの私!? …あれ?そう言えばMEIKOお姉ちゃんといつ仲直りしたの? あんだけ怒ってたのにどうやって?」
「あぁ昨日指輪の交換したのよ」
「え!?」
「『もういらないですよね?』って言いながら指輪引き抜いた時と私の指輪を嵌めてあげた後の顔は最高だったわね〜」
……おとなってずるい…。
長々と失礼しました。
http://p.pita.st/?kexyt0at
ホワイトデーに頑張ってるルカとリンちゃんを書きたかったんですが
こんなのになってしまった…ミクファンの皆さんすんまsorry〜♪(-_-;

ルカとめーちゃんが4年前 試作体からデキててイロイロあったという妄想を書こうと思ったら長くなったからハショってたら…ただの青姦してる話になってしまった…
すいません樹海行ってきます。(-_-;
(4月18日追記)
何故かたこルカに反応して下さったコメントを頂けてびっくりしました。
(そんなにおかしかったですかね?(^_^;)
この場をお借りしてお礼申し上げます。<m(__)m>
なので誤字脱字修正(MAIKOになってた…(-_-; )ついでにオチにたこルカ登場。
シリアスぶち壊し。
以上長文乱筆乱文失礼致しました。お付き合い下さった皆様感謝ですm(_)m
【手書きMAD】ぼかおん!【けいおん!OPパロ】
を観て本編を脳内変換して萌えいく際何故か出来た。
てか『MMDでオー!マイキー』でも萌える自分は末期。

(9月15日 追記)
なんと投稿して間もないのにまとめて下さったので誤字脱字修正とちょこっと加筆させて頂きました。
まとめて下さった方有難う御座います。
そして感想を下さった皆様有難う御座います。<m(__)m>
今回はルカに反応して下さって嬉しい限りです(笑)
しかし初めて投下した時は嵐にあってましたのに今は『姉妹の人』と仰有っていただけるようになりましたのもルカのお陰なんですが…クールなルカは何処へやら(-.-;)
ルカファンの皆様すいませんm(__)m
http://p.pita.st/?kexyt0at
ホワイトデーに頑張ってるルカとリンちゃんを書きたかったんですが
こんなのになってしまった…ミクファンの皆さんすんまsorry〜♪(-_-;

ルカとめーちゃんが4年前 試作体からデキててイロイロあったという妄想を書こうと思ったら長くなったからハショってたら…ただの青姦してる話になってしまった…
すいません樹海行ってきます。(-_-;
(4月18日追記)
何故かたこルカに反応して下さったコメントを頂けてびっくりしました。
(そんなにおかしかったですかね?(^_^;)
この場をお借りしてお礼申し上げます。<m(__)m>
なので誤字脱字修正(MAIKOになってた…(-_-; )ついでにオチにたこルカ登場。
シリアスぶち壊し。
以上長文乱筆乱文失礼致しました。お付き合い下さった皆様感謝ですm(_)m
【手書きMAD】ぼかおん!【けいおん!OPパロ】
を観て本編を脳内変換して萌えいく際何故か出来た。
てか『MMDでオー!マイキー』でも萌える自分は末期。

(9月15日 追記)
なんと投稿して間もないのにまとめて下さったので誤字脱字修正とちょこっと加筆させて頂きました。
まとめて下さった方有難う御座います。
そして感想を下さった皆様有難う御座います。<m(__)m>
今回はルカに反応して下さって嬉しい限りです(笑)
しかし初めて投下した時は嵐にあってましたのに今は『姉妹の人』と仰有っていただけるようになりましたのもルカのお陰なんですが…クールなルカは何処へやら(-.-;)
ルカファンの皆様すいませんm(__)m
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