こんばんは。緋莢です。上手く紹介できるかどうか分かりませんが、これからよろしくお願いします。
今回、紹介する川原泉『笑う大天使』は少女漫画です。
そう書くと、「漫画は好きだけど、少女漫画はちょっと・・・」と敬遠してしまう男性がいるかもしれませんが、ちょっと待ってください。
実は、この作品、読まず嫌いをしてしまうのは勿体無いほど面白い作品なのです。
舞台は名門お嬢様学校である聖ミカエラ学園。
元伯爵家の血を引く司城史緒、大名華族出身の母を持つ斎木和音、レストラングループ総帥の令嬢・更科柚子の三人が主人公。
彼女たち3人は、互いに周りのお嬢様たちに合わせて必死に「猫を被っていた」のを知り、それがきっかけで仲良くなります。
そして、そんな3人の周りで、ある大きな事件が起きるのですが・・・
少女漫画が苦手という人は「あの独特な“キラキラの目”が・・・」と言うかもしれませんが、ご安心を。
『笑う大天使』をはじめ川原泉の作品のキャラの多くはディフォルメされて描かれる事が多いのです。三頭身、・のような目はとても愛らしくて、少女漫画の絵柄が苦手な人でもすんなりと受け入れられると思います。
さて、長い前振りになってしまいましたが、今回、紹介したいのは『笑う大天使』の文庫版第2巻に収録されている「オペラ座の怪人」です。はとにかく泣ける話で是非とも読んで欲しい傑作なのです。
上記の3人のお嬢様が、冬休みを聖ミカエラ学園の教師・ロレンス先生のイギリスの実家で過ごす、というお話。
そこで彼女達は、ロレンス先生の親友の著名なオペラ歌手ながら、どこか抜けているラインハルト(通称、おハルさん)とルドルフと出会います。
ルドルフは実は・・・なのですが、それは是非、読んで確かめてください。
冬休みの短い期間を楽しく過ごす彼らの姿は読んでいて微笑ましいです。
だから、その分、最後に訪れる“別れ”がより一層、悲しく感じられます。
“別れ”の場面は何度、読んでも涙が流れます。
少女漫画を敬遠している人が、これを機会にこの作品を
読んでみようと思っていただけたら、嬉しいです。
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