ボーカロイドオリジナル曲を集めたコレクション


全体を通して

朝の通勤・通学に聞くのをイメージしているので、元気がでてくる、外に出たくなる曲を選びました。このアルバムと帰宅編のアルバムは組です。実は帰宅編と合わせて初め80分だったのですが、60分通勤を80分聞き終わるまで車で遠回りするようになり、本末転倒。二枚、120分にしました。「歌ってみた」選曲が先行したこの対のアルバムは、「歌ってみた」人が多い良い曲ばかりです。クリプトン社ボーカロイドファミリーを全員紹介する意味も込めて、「歌ってみた」人もできるだけバラエティを持たせて紹介。と思いつつ明らかに好みの傾向がでましたね。

1st 曲名:ルカルカ★ナイトフィーバー

音楽:SAM
ボーカロイド:巡音ルカ
「歌ってみた」歌い手:実谷なな

朝の一曲目にナイトフィーバーもなんですが、血圧が上がる曲です。ボーカロイドの特徴は、感情表現がある一定の幅の中におさまっていることで、それが人が歌うよりも良いときもあれば、もの足りないときもあります。原曲の場合は巡音ルカのクールな歌声では少し物足りないところがあります。実谷さんが歌うと色がついて、歌うように誘ってくる、女性のいたずらを含んだ笑いが曲全体を通して感じられて、浮き浮きした気分で家をでるのが嬉しくなる曲です。

2nd 曲名:Soar

作者:みなと(流星P)
ボーカロイド:初音ミク
「歌ってみた」歌い手:unknown

歌った人の名前がふせられた (unknown) 曲。みなとさんのオリジナル曲がまず良くて、前奏がかかるだけでテンション上がってきます。タイトルもSoar―飛翔、かっこいい! 人が歌う声も上手いし、艶があるし、隙のない一曲です。

3rd 曲名:Looking for

音楽:そそそP
ボーカロイド:巡音ルカ
「歌ってみた」歌い手:Lilith

Lilith さんのcool beauty な歌声がぴったりの本曲。朝から Looking for はどうよ、という意見もあると思いますが、Lilith さんのこの曲聴くとこれから始まる仕事に気合いが入ってきます。楽曲作者は、そそそPさん。どちらもProductivity が高い方達なので楽しませてもらっています。

4th 曲名:モノクロアクト

音楽:doriko
ボーカロイド:初音ミク
「歌ってみた」歌い手:歌和サクラ

Doriko さんを紹介する一曲目です。Doriko さんの曲はどれも素晴らしいのですが、朝の出かける音楽のテンポ、それも巡音ルカのLooking for と対になる初音ミク曲でこれを選びました。Doriko さんの楽曲は詩が練られていて、本曲も詩だけ読んでもいける口です。色のない世界に生きる自分には、夢も過去も愛も優しい言葉もいらないから、真実をください。すごいです。歌っているのは歌和サクラさん。「歌ってみた」でたくさん良い曲を発表してくれている人です。素晴らしい曲です。(モノクロアクト。ボーカロイドオリジナルのタイトル説明でモノクロアウトと間違えました。すみません。)

5th 曲名:メルト

音楽:ryo
ボーカロイド:初音ミク
「歌ってみた」歌い手:unknown

一般の人が聴いてもなんのこっちゃ、今時こんなこっぱずかしい曲聴けるかい、と蹴飛ばしたくなる曲です。が、中毒性のある初音ミク曲です。私も夢中になった一人です。ボカロ臭と中毒性は比例します。オリジナル版のMP3ファイルがムービーメーカーと相性が悪くなっていたので、ここまで曲の流れとの相性が良かったこともあり2M mix をボーカロイドver では紹介しました。「歌ってみた」は 3 M mix verです。作成アレンジ ryo で、歌い手はあえてふせられていたのでunknown で紹介します。数多くの歌い手さんがメルトを歌っていても、ryoさんが作ったこの曲を聴くと、これしかないという気持ちです。

6th 曲名:恋は戦争

音楽:ryo
ボーカロイド:初音ミク
「歌ってみた」歌い手:ヤマイ

メルトを生かし、かつ自分もかすまないもの、という並びでやっぱり ryo さんを選びました。初めに聞いたときには、ぴんとこない、でもなんだかやたら心にひっかかる曲でした。次のワールドイズマインでryoさんにはまってから、ピンとくるようになった曲です。詩の世界は少女の若さと一途さと思いっきりが込められていて、でも歌うほうは経験のある人でないと歌いこなせない、人が歌うには難易度が高い曲です。両立した「歌ってみた」はまだ聴いたことがなくて、初音ミクのキャラクター設定と能力、声にぴたり一致している曲です。ここで紹介するのは、後者、経験のある人がかっこよくシャウトするのを楽しめるものです。どうせ格好良くなら、ギターアレンジも入ったヤマイさん ver を取り上げました。とにかく無性に「あーーーーーーーーーーーー」と一緒に叫びたくなるときあります。

7th 曲名:ワールドイズマイン

音楽:ryo
ボーカロイド:初音ミク
「歌ってみた」歌い手:うさ

Ryo さん幼い恋3部作を続けて紹介します。これまた一般人が聴いたら、なんじゃこりゃ、です。繰り返しますが、そこが中毒性のあるところで、幼児も聴けば中毒になる恐ろしい麻薬性です。「ボーカロイドってここまでできるのか」と、私がボーカロイドにはまるきっかけになった一曲です。その存在を知った日は一晩中クリックして馬鹿みたいに聞いていました。曲の完成度・独創性どちらも非常に高く、誉めても誉めてもなお足りません。本曲も恋戦と一緒で、幼いでもシャウトの入った恋歌で、ryo の初音ミクは歌えるけど、人が歌うには技術的にというより設定的に難しい曲です。紹介するのはうささんver。

8th 曲名:ピアノ×フォルテ×スキャンダル

音楽:Oster/ふわふわシナモン
ボーカロイド:Meiko
「歌ってみた」歌い手:前菜

Jazzyな曲、で初音ミクと対で並べるなら、Oster projectが作った本曲。Oster さんは cute な pop music を数多く発表していますが、アダルトな雰囲気を持つ本曲は第一世代ボーカロイド Meikoが歌っています。オリジナルMeiko ver で聞いたときは、Oster さんなのになんかピンとこないな、と思っていました。が、そこは「歌ってみた」で曲の本領発揮。ここでは前菜さん ver を紹介します。抑え気味にクールに歌っているのが、薄味が好みの私にちょうどよいです。「やっぱりOsterさん、流石!」、お気に入りの一曲です。

9th 曲名:カンタレラ

音楽:黒うさP
ボーカロイド:Kaito
「歌ってみた」歌い手:じゃっく

第一世代男性ボーカロイド Kaitoの代表曲の一つ。Meiko とKaito は能力が落ちる分、ボーカロイドのキャライメージで脳内変換させて聴かせようとするのか、楽曲が少し濃い味になり気味です。でも、じゃっくの Kaito なら大丈夫。透き通るいい声してるなあ。

10th 曲名:千年の独奏歌

音楽:yanagi
ボーカロイド:Kaito
「歌ってみた」歌い手:じゃっく

もう一曲つづけて Kaito じゃっくを紹介。ボーカロイドを全面にだした詩を持つ曲は「歌ってみた」を先行させたこのアルバムでは避けたのですが、じゃっくの歌声がはまっていて、Kaito の曲を紹介するなら、是非これを、と思いました。Kaito もMeikoもミクルカリンレンに出せない声があって、act2 がでたらすごく良くなるような気がするのだけれど、どうなのでしょうか。

11th 曲名:trick and treat

音楽:Oster/ふわふわシナモン
ボーカロイド:鏡音リン・鏡音レン
「歌ってみた」歌い手:黒姉

巡音ルカ、初音ミク、Meiko、Kaitoの楽曲を紹介してきたら、最後に紹介するのが鏡音リン(女性)・鏡音レン(男性)の曲です。思春期入りたての双子設定で、声は声優一人二役。この設定を生かした名曲がたくさん生まれています。そんな一曲でも、Osterさんが作ったtrick & treat を紹介。ハロウィンを題材に、Tバートン風味に仕立てた、聴くのも歌うのもオドロ楽しい曲です。歌い手は、黒姉さん、一人二役で見事に歌いきってぴったり、いい感じで楽しいです。

12th 曲名:炉心融解

音楽:iroha(sasaki)
ボーカロイド:鏡音リン
「歌ってみた」歌い手:リツカ

詩の世界観は一般向けでないとはいえ、曲が完璧で独創性があると何かしら輝いてみえます。歌い手はリツカさん。リツカさんは素材の味をそのまま雑味なくサーブしてくれる歌い手さんで、感情を抑え気味のボーカロイド曲を歌うのが上手いです。

Last 曲名:ブラック★ロックシューター

音楽:ryo
ボーカロイド:初音ミク
「歌ってみた」歌い手:初音ミク×halyosy×ゴム

ここまでのボーカロイド楽曲を締めくくるのに相応しいラスト曲。ワールドイズマインと時を違えずにryoさんが発表した本曲。尋常ではない勢いで再生カウントが上がっていくのを見て、鳥肌立った曲です。疾走感がたまらない曲で、走り出したくなります。山ほど「歌ってみた」曲が発表されていますが、代表の halyosy verとゴムver が合わさったものを選びました。Halyosy さんはボーカロイド楽曲を作りもすれば歌いもする両刀づかいで、まだまだ紹介したい曲があります。最後の英語のところなど、美しい歌い上げです。一方、ゴムさんは歌うことで曲のアレンジをし、独創性を示す類いまれな才能の持ち主です。Ryo楽曲という隙のない曲を、演奏アレンジでなく、歌うだけで別の曲にアレンジしたのはミラクルです。Halyosyさんの美しさとゴムさんの無双の勢い、それに初音ミク女性ボーカルの安定した歌声が前二者に負けずにバランスをとった本バージョンが私は大好きです。素晴らしいコラボレーションです。

Last「歌ってみた」選集におまけの一曲

曲名:サイハテ アコースティックギターver
音楽:小林オニキス
演奏:へっぽこ六弦使い

「歌ってみた」でなく「演奏してみた」です。大好きなへっぽこ六弦使いさんのアコギver で、「サイハテ」。1時間近くパワーのある曲が並んでいるので、仕事始める前にちょっと一息。曲が終わったら、今日も一日頑張っていきましょ。

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