SR-X MK2 再生
March 17, 2009 更新
久しぶりの報告です。
熱処理したサランラップをダイアフラムに使うという暴挙にでたSR-Xの修理ですが、
ヘアードライアーを使った処理が功を奏したのか、1年4ヶ月経過してまだ元気に
コンデンサー型の再生音を奏でてくれています。

June 19, 2008
このHPやブログでは、音質の評価を意識してしていません。
それでは不満な方もいると思います。
以下は、自作派にありがちな思いいれを含んだインプレッションです。
割り引いてお読みください。
サランラップは最近の振動膜の数十倍の厚みがありますが、薄いフィル
ムを全面駆動するという方式の音質の特徴は十分発揮していると思います。
30年になるスタックスファンが無印ラムダよりサランラップSR-Xを選択し
一年使い続けているわけですから。
エレガード処理も一年耐久試験をクリアーしました。これはそれほど心配
していませんでした。ある方が「エレガードでいけますよ」とアドバイスし
てくれていたのです。どの社の何部長とは公表できませんが^^。
もちろん、アマチュア的にOKという意味で製品レベルではありません。
レベル音量になってしまいます。
像のままUPします。元箱にカバーなしでそのまま入れて数年経過していました。

ARC Ass'yとユニットを分離します。バンドの白く見える部分はカビですがアルコー
ルで何とかきれいになりました。

ボロボロです。このパッドはまだ交換部品があるようです。再生が成功したらパッドを
購入するつもりですが。

黒のプラスチック製?のスライドバーの保持部が割れてます。ユニット位置の調整が
できなくなっています。シールも行方不明でねじがむき出し。

金属製のふたを外します。

さらに黒のカバーを外すとユニットが出てきました。
金属のひも状のものは、固定極に溶接された信号供給用の配線です。

ユニットの背面にはダンプ用?の吸音材が入ってます。現行の製品はダンプ
ようの吸音材?は使っていないようです。初代ΛにはありますがSR-303などは
ユニットが透けてみえるので入っていないようです。

配線を取り外し、サイドから差し込まれているピンを4本抜くとユニットが
分解できました。ピンは銅のようでニッパーで慎重に抜きました。このピンが
再使用できないと……

振動膜はスプリングでテンションをかけるような構造です。そのほかにも工夫があり
ますが……。

振動膜は組み込む前は、輪状のアルミ材2枚ではさまれて保持されています。
組み込むとスプリングで振動膜にテンションがかかる構造です。年月のせいか
何箇所かしわがよっています。
破れなどはなさそうなのでとりあえずこの振動膜を使います。
テンション用のスプリングやネジ類はありますが、基本のパーツはパンチング
メタルの固定極が2枚と振動膜これだけです。構造はダイナミック型とは比較に
ならないシンプルなものです。初代のSR-Xは固定極がメッシュだそうです。



振動膜は最近の薄膜と比較すると厚いようで、触った感じで意外と厚みがあるな
といった印象でした。不用意に触ると破れてしまうかと心配だったのですが、
アルコールでの汚れのふき取りも問題ありませんでした。

確認しずらいと思いますが、スライド部の拡大です。プラスチック部品がわれて
調整したユニットの位置を保持できません。

ナイロン糸で補強しました。巻き始めと、巻き終わりをともに中に巻き込む方法
で行いました。結び目はありません。白は合わないので黒く塗ったほうがよさそ
うです。すこし動きがきつめになりましたが、ゆるいよりはましかな。

汚れおとしのアルコールです。薬局で買いました。キッチン用などはアルコール
以外の成分も入っているようなので。(消毒用エタノール \588- )
シンナー、ベンゼン、四塩化炭素など洗浄力がさらに強力なものもありますが
振動膜や固定極に影響を考慮してアルコールを選択しました。

振動膜に導電性を持たせる陽イオン界面活性剤(衣料用静電気防止剤)
導電皮膜は抵抗値が高くてもかまいません。電流がながれるわけではないので
振動膜全面が同電位であれば十分です。スプレー式のほうが均一な塗布作業が
楽かなと思いホームセンターで購入。接点復活材も考えていましたがこれの方
が安価なので選択。(静電気防止スプレー、商品名エレガード \379- )

別の用途で購入してあったのを流用。\?
焼豚用糸もあったのですが、ナイロン糸を選択しました。

安売りのラップです。防湿膜代わりですが効果は? \105-
振動膜が破れていたら、これを振動膜として試すつもりでしたが、今回は振動膜
はそのまま使いましたので今回は防湿膜の材料として使いました。
アルコールで固定極と振動膜の汚れをおとします。完璧には落ちませんが良しと
しました。振動膜は導電材を薄く何回かに分けてスプレーしました。乾いた状態
で均一に塗布できた様にはみえますが。目視ですので電気、物理的には???
スプレー方法はある程度はなれたところからという、一般的なスプレー方法と
変わりません。耳に当る側のケース内にふわっとラップを入れました。
補修の前後のユニット(左右)を比較しました。
右のユニットからの音量が大きくなっています。すぐに左のユニットからは音
がほとんど聞こえなくなりました。音量は安定しているようですが、片chではそ
の質までは分かりません。左のユニットも作業開始です。
分解すると右と同じ程度で同じ処理を繰り返します。2度目なので30分もか
かりません。導電材の乾燥を待って組み込みました。
現在も使用しながらこの文章を書いていますが、音圧レベルや音質は安定して
います。エレガードがどのくらい機能を安定して維持してくれるのかわかりませ
んがしばらく使って様子をみてみようと思います。
不具合になるまえのSR-XMK2の記憶がないので、どのくらいまで復活したか確信
はありませんが、細かいことを言わなければコンデンサー型の音は出ています。
に?。ユニット全体を覆って処理すべきかなとも思います。
ユニットケースから出てくるケーブルのストッパーをケース内部につけました。
これまでは何の処理もなく引き出されていました。
安定して使えるようであれば、パッドを交換する予定です。パッドだけは交換
部品の在庫はまだありますので。

テスト中の愛器 SR-X MK2 (sn9919)
2007/09/11
5日経過しましたが安定して動作しています。
SR-Λと比較して能率は低い。カタログ上で 95dB/100Vrmsと100dB/100Vrms と
なっているのだがソース源として使っているPCソフトのVOLでも1/2程度(6dB)の
差なのでSR-XMK2のカタログ上のデータにちかい能率は出ているようです。
2007/09/19
2週間ほど経過しましたが、まだ安定して動作しています。湿気が多く暑いので
汗をかきながら使用していますが大丈夫です。今のところ。次は一ヶ月経過くらい
の報告になるかなあ。
Rch の音量がやや小さくなってきた。Lch の50〜75%で不安定になっている。
思い切って再度分解すると、振動膜にしわができていた。振動膜にテンション
をかけるスプリングの固定方向を間違っていたようだ。
再度クリーニングと導電スプレー処理をして組み立てて様子をみている。音量
は左右でそろったようだが、振動膜は痛んでいるのでちょっと不安。
導電剤の問題ではなかった様子。
分解すると振動膜が破れてしまいました。手持ちのラップフィルムを使って
試していますが安定して再生してくれません。セット直後はいいのですが時間
が経過すると音量が低下します。
現在安売りのラップフィルムから、一流メーカー品「サランラップ」に変更し
てテストを続けています。


STAXのオリジナルは、2枚のアルミ板(ドーナツ状)はさみ、接着してあった。
アルミ板が薄いので無理に力を加えると、ゆがみそうなので接着部ははがさないで、
片側に両面テープで接着してテストしています。
その後導電スプレー処理して、さらに全面にバイアス電圧がかかるような工夫をして
ありますがそれはまた後で。
安売りラップのほうが「薄い」感じがして使ってみたのですが、伸びや厚みは
「サランラップ」のほうが似ている気がします。現在テスト中ですが安定して
いる様子ですが……。さて。
2007/10/12
その後
まだ、まとめてUPするまでになっていません。R,Lch共に振動膜をサランラップに
張り替えてテスト中です。組みたて方法をいろいろ試行錯誤しています。
音量レベルもかなり高くなり、サランラップとは思えない音が出ています。
などなど、かなりお楽しみ課題は豊富?です。基本的にサランラップに両面テープ
アルミ箔を使って、最適な組み立て治具もないので無理があるかな。
2枚のアルミ枠を綺麗に剥がす自信がなかったので、このまま使う方法です。

古い振動膜を取り去り、アルミ枠をアルコールで拭います。
両面テープを片面の全周に貼り付けます。

どこにでもある両面テープです。

振動膜(サランラップ、クレラップなど)を台紙に仮張りします。バネに期待して
大きなしわがない程度にしました。

台紙のラップフィルムにアルミ枠を貼り付けます。2個同時のほうがテンションが
同じレベルに近くなるような気がします。はみ出したフィルムを切り取ります。

振動膜に静電気防止剤をたっぷりスプレーし、ティッシュペーパーで塗り延ばしました。
振動膜が無事であれば、アルコールで汚れをふき取り静電気防止剤を処理します。
汚れがあると電圧が安定せず、その結果音圧レベルが安定しないようです。

耳に面する側の固定極ケースに、(貼り付け側を下にして)振動膜を入れます。

振動膜を張り替えた場合は、アルミ箔を入れます。このアルミ箔は外形が振動膜の
枠と同じで、内径がスプリングくらい(実効振動系以上)に切ったものです。
注:現在アルミ箔なしでテスト中です。

このアルミ箔がバイアス電圧を振動膜に供給します。

アルミ枠とスプリングをアルミ枠が振動膜に当る方向で乗せます。

外側固定極ケースをスプリングがガイドに入るようにして内側ケースに押し込みます。
テープで仮に固定して、銅のピンを差し込みます。変形させないよう注意。

メッシュ保護蓋にラップフィルムをゆとりをもたせてかけます。テンションを
かけると振動膜の動きを制限してしまいます。

発音ユニットをケースに入れて、メッシュの保護蓋をネジ止めしはみ出した
フィルムを切り取ります。
padケースを取り付け完成です。
のバランスも問題ありません。10日くらい経過していますが安定しています。
一ヶ月位が当面の目標です。サランラップは厚みが 11μmで、STAXの現行品の厚み
の10倍、オリジナルSR-XMk2の2.5倍あります。
うるさいことを言わなければ、十分コンデンサーヘッドホンの音質を楽しむことが
できるレベルではないかと思います。
変更点
しわが完全になくなる状態にテンションをかけた状態で貼り付ける。(振動膜)
バイアス供給用のアルミ箔は、導電剤をたっぷり塗布することで省略。
ます。現在も安定しています。次は一ヶ月が到達目標です。
材料を見直して見ようと思います。また繰り返しの分解に、ユニットのネジ、配線など
が限界に近い状態です。一旦再生実験は休止することにしました。
音質はサランラップも健闘したと思いますが、長時間に安定状態を維持できない結果に
なってしまいました。配線やネジを補強できたら、また挑戦しようと思っています。
音質はサランラップも健闘したと思いますが、長時間に安定状態を維持できない結果に
なってしまいました。配線やネジを補強できたら、また挑戦しようと思っています。
一旦、記録は停止することにしましたが、サランラップをドライヤーで加熱していくらか
収縮させてから、貼り付けて音は出る状態に組み立てておきました。
一ヶ月をすぎても安定して動作しています。
ただ、冷えきった状態(10℃以下)では左右に音量の差があります。
Apr 11, 2008 更新
久しぶりにリペアー品の近況報告です。
4ヶ月を越え、リペアー品のSR-X Mk2 は順調です。春になって左右の音量も立ち上がり
からほぼバランスしています。Rchのみ熱処理したダイアフラム(サランラップ)なので
音質もことなるはずですが、音楽に没頭していると気になりません。
6ヶ月を待ってダイアフラム張替え(左右を同一の条件に)とネジ類の交換を考えていま
すが、予定は未定ですね。音質には現状で満足しています。
30年前の製品をさらに条件の劣る振動膜に張替え、30年前の自作用回路とほぼおなじ
回路のall真空管ドライバーで駆動しているとは思えない音質です。たぶん。
SR-Λを使う機会はほとんどなくなり、SR-X Mk2 がメインに復活しました。好みもありますが。
June 19, 2008 更新
SR-Xのヘッドバンド部をSR-Λのヘッドバンドを付け替えてみました。軽くなった印象
ですがフィット感は良好です。
首を振ってもESPは安定しています。写真では不安な外観に見えますが問題ありません。
はっきりした日付は不明ですが、1年が経過しました。冬の室温が
10℃を下回った状態では、ウォーミングアップが必要でしたが梅雨を
越し夏をのり越えて、両面テープ固定の熱+エレガード処理のサランラッ
プの振動膜とは思えない音質を維持しています。
不具合が生じたら、全面的なてこ入れ改修作業と思っているのですが、
このまま様子をみることにします。左右のユニットで若干レベルに差が
ありますが気にするほどではなさそうです。
久しぶりの報告です。
熱処理したサランラップをダイアフラムに使うという暴挙にでたSR-Xの修理ですが、
ヘアードライアーを使った処理が功を奏したのか、1年4ヶ月経過してまだ元気に
コンデンサー型の再生音を奏でてくれています。
現在の外観
ARC Ass'yをSR-Λのものと交換しています。軽さ、フィット感などが向上しました。June 19, 2008
このHPやブログでは、音質の評価を意識してしていません。
それでは不満な方もいると思います。
以下は、自作派にありがちな思いいれを含んだインプレッションです。
割り引いてお読みください。
サランラップは最近の振動膜の数十倍の厚みがありますが、薄いフィル
ムを全面駆動するという方式の音質の特徴は十分発揮していると思います。
30年になるスタックスファンが無印ラムダよりサランラップSR-Xを選択し
一年使い続けているわけですから。
エレガード処理も一年耐久試験をクリアーしました。これはそれほど心配
していませんでした。ある方が「エレガードでいけますよ」とアドバイスし
てくれていたのです。どの社の何部長とは公表できませんが^^。
もちろん、アマチュア的にOKという意味で製品レベルではありません。
以下修理記録
症状
両ユニット共に最大音量が低下、1分程度でさらに音量は低下し、蚊の鳴くようなレベル音量になってしまいます。
分解
とりあえず分解してみることにしました。ひどい汚れ(カビetc)なのでピンボケ画像のままUPします。元箱にカバーなしでそのまま入れて数年経過していました。
ARC Ass'yとユニットを分離します。バンドの白く見える部分はカビですがアルコー
ルで何とかきれいになりました。
ボロボロです。このパッドはまだ交換部品があるようです。再生が成功したらパッドを
購入するつもりですが。
黒のプラスチック製?のスライドバーの保持部が割れてます。ユニット位置の調整が
できなくなっています。シールも行方不明でねじがむき出し。
金属製のふたを外します。
さらに黒のカバーを外すとユニットが出てきました。
金属のひも状のものは、固定極に溶接された信号供給用の配線です。
ユニットの背面にはダンプ用?の吸音材が入ってます。現行の製品はダンプ
ようの吸音材?は使っていないようです。初代ΛにはありますがSR-303などは
ユニットが透けてみえるので入っていないようです。
配線を取り外し、サイドから差し込まれているピンを4本抜くとユニットが
分解できました。ピンは銅のようでニッパーで慎重に抜きました。このピンが
再使用できないと……
振動膜はスプリングでテンションをかけるような構造です。そのほかにも工夫があり
ますが……。
振動膜は組み込む前は、輪状のアルミ材2枚ではさまれて保持されています。
組み込むとスプリングで振動膜にテンションがかかる構造です。年月のせいか
何箇所かしわがよっています。
破れなどはなさそうなのでとりあえずこの振動膜を使います。
テンション用のスプリングやネジ類はありますが、基本のパーツはパンチング
メタルの固定極が2枚と振動膜これだけです。構造はダイナミック型とは比較に
ならないシンプルなものです。初代のSR-Xは固定極がメッシュだそうです。
振動膜は最近の薄膜と比較すると厚いようで、触った感じで意外と厚みがあるな
といった印象でした。不用意に触ると破れてしまうかと心配だったのですが、
アルコールでの汚れのふき取りも問題ありませんでした。
保持部品の補修
ヘッドバンド?というのかパーツ名はわかりませんが。確認しずらいと思いますが、スライド部の拡大です。プラスチック部品がわれて
調整したユニットの位置を保持できません。
ナイロン糸で補強しました。巻き始めと、巻き終わりをともに中に巻き込む方法
で行いました。結び目はありません。白は合わないので黒く塗ったほうがよさそ
うです。すこし動きがきつめになりましたが、ゆるいよりはましかな。
ユニット補修材
厳選した材料です。(ウソです^^。ほとんどホームセンターで購入可です)汚れおとしのアルコールです。薬局で買いました。キッチン用などはアルコール
以外の成分も入っているようなので。(消毒用エタノール \588- )
シンナー、ベンゼン、四塩化炭素など洗浄力がさらに強力なものもありますが
振動膜や固定極に影響を考慮してアルコールを選択しました。
振動膜に導電性を持たせる陽イオン界面活性剤(衣料用静電気防止剤)
導電皮膜は抵抗値が高くてもかまいません。電流がながれるわけではないので
振動膜全面が同電位であれば十分です。スプレー式のほうが均一な塗布作業が
楽かなと思いホームセンターで購入。接点復活材も考えていましたがこれの方
が安価なので選択。(静電気防止スプレー、商品名エレガード \379- )
別の用途で購入してあったのを流用。\?
焼豚用糸もあったのですが、ナイロン糸を選択しました。
安売りのラップです。防湿膜代わりですが効果は? \105-
振動膜が破れていたら、これを振動膜として試すつもりでしたが、今回は振動膜
はそのまま使いましたので今回は防湿膜の材料として使いました。
補修作業
作業はクリーニングと導電材の塗布、防湿膜追加だけです。アルコールで固定極と振動膜の汚れをおとします。完璧には落ちませんが良しと
しました。振動膜は導電材を薄く何回かに分けてスプレーしました。乾いた状態
で均一に塗布できた様にはみえますが。目視ですので電気、物理的には???
スプレー方法はある程度はなれたところからという、一般的なスプレー方法と
変わりません。耳に当る側のケース内にふわっとラップを入れました。
確認
片方のユニットだけにこの作業を行って、早く結果を知りたくて音だしを行い補修の前後のユニット(左右)を比較しました。
右のユニットからの音量が大きくなっています。すぐに左のユニットからは音
がほとんど聞こえなくなりました。音量は安定しているようですが、片chではそ
の質までは分かりません。左のユニットも作業開始です。
分解すると右と同じ程度で同じ処理を繰り返します。2度目なので30分もか
かりません。導電材の乾燥を待って組み込みました。
現在も使用しながらこの文章を書いていますが、音圧レベルや音質は安定して
います。エレガードがどのくらい機能を安定して維持してくれるのかわかりませ
んがしばらく使って様子をみてみようと思います。
不具合になるまえのSR-XMK2の記憶がないので、どのくらいまで復活したか確信
はありませんが、細かいことを言わなければコンデンサー型の音は出ています。
追加処理
ラップフィルムを耳側と外側の両方につけて防湿対策にしました。効果は如何に?。ユニット全体を覆って処理すべきかなとも思います。
ユニットケースから出てくるケーブルのストッパーをケース内部につけました。
これまでは何の処理もなく引き出されていました。
安定して使えるようであれば、パッドを交換する予定です。パッドだけは交換
部品の在庫はまだありますので。
テスト中の愛器 SR-X MK2 (sn9919)
修理後の経過
2007/09/11
5日経過しましたが安定して動作しています。
SR-Λと比較して能率は低い。カタログ上で 95dB/100Vrmsと100dB/100Vrms と
なっているのだがソース源として使っているPCソフトのVOLでも1/2程度(6dB)の
差なのでSR-XMK2のカタログ上のデータにちかい能率は出ているようです。
2007/09/19
2週間ほど経過しましたが、まだ安定して動作しています。湿気が多く暑いので
汗をかきながら使用していますが大丈夫です。今のところ。次は一ヶ月経過くらい
の報告になるかなあ。
問題発生
2007/09/24Rch の音量がやや小さくなってきた。Lch の50〜75%で不安定になっている。
思い切って再度分解すると、振動膜にしわができていた。振動膜にテンション
をかけるスプリングの固定方向を間違っていたようだ。
再度クリーニングと導電スプレー処理をして組み立てて様子をみている。音量
は左右でそろったようだが、振動膜は痛んでいるのでちょっと不安。
導電剤の問題ではなかった様子。
再び音量が低下
2007/09/28分解すると振動膜が破れてしまいました。手持ちのラップフィルムを使って
試していますが安定して再生してくれません。セット直後はいいのですが時間
が経過すると音量が低下します。
現在安売りのラップフィルムから、一流メーカー品「サランラップ」に変更し
てテストを続けています。
振動膜の保持
2007/09/28
STAXのオリジナルは、2枚のアルミ板(ドーナツ状)はさみ、接着してあった。
アルミ板が薄いので無理に力を加えると、ゆがみそうなので接着部ははがさないで、
片側に両面テープで接着してテストしています。
その後導電スプレー処理して、さらに全面にバイアス電圧がかかるような工夫をして
ありますがそれはまた後で。
安売りラップのほうが「薄い」感じがして使ってみたのですが、伸びや厚みは
「サランラップ」のほうが似ている気がします。現在テスト中ですが安定して
いる様子ですが……。さて。
2007/10/12
その後
まだ、まとめてUPするまでになっていません。R,Lch共に振動膜をサランラップに
張り替えてテスト中です。組みたて方法をいろいろ試行錯誤しています。
音量レベルもかなり高くなり、サランラップとは思えない音が出ています。
- 振動膜のテンションの制御
- エレガード塗装法
- 防湿膜の工法
- 振動膜のバイアス供給法
などなど、かなりお楽しみ課題は豊富?です。基本的にサランラップに両面テープ
アルミ箔を使って、最適な組み立て治具もないので無理があるかな。
振動膜の補修
振動膜張替えは私の方法がベストではありません。これを参考に工夫してください。2枚のアルミ枠を綺麗に剥がす自信がなかったので、このまま使う方法です。
古い振動膜を取り去り、アルミ枠をアルコールで拭います。
両面テープを片面の全周に貼り付けます。
どこにでもある両面テープです。
振動膜(サランラップ、クレラップなど)を台紙に仮張りします。バネに期待して
大きなしわがない程度にしました。
台紙のラップフィルムにアルミ枠を貼り付けます。2個同時のほうがテンションが
同じレベルに近くなるような気がします。はみ出したフィルムを切り取ります。
振動膜に静電気防止剤をたっぷりスプレーし、ティッシュペーパーで塗り延ばしました。
振動膜が無事であれば、アルコールで汚れをふき取り静電気防止剤を処理します。
[重要]
ユニットケース内部をアルコールでぬぐいます。固定極、ケースなどすべてです。汚れがあると電圧が安定せず、その結果音圧レベルが安定しないようです。
組み立て
耳に面する側の固定極ケースに、(貼り付け側を下にして)振動膜を入れます。
振動膜を張り替えた場合は、アルミ箔を入れます。このアルミ箔は外形が振動膜の
枠と同じで、内径がスプリングくらい(実効振動系以上)に切ったものです。
注:現在アルミ箔なしでテスト中です。
このアルミ箔がバイアス電圧を振動膜に供給します。
アルミ枠とスプリングをアルミ枠が振動膜に当る方向で乗せます。
外側固定極ケースをスプリングがガイドに入るようにして内側ケースに押し込みます。
テープで仮に固定して、銅のピンを差し込みます。変形させないよう注意。
メッシュ保護蓋にラップフィルムをゆとりをもたせてかけます。テンションを
かけると振動膜の動きを制限してしまいます。
発音ユニットをケースに入れて、メッシュの保護蓋をネジ止めしはみ出した
フィルムを切り取ります。
padケースを取り付け完成です。
経過
現在、良好な状態でテスト中です。感度もこれまでの最高レベルで、左右のユニットのバランスも問題ありません。10日くらい経過していますが安定しています。
一ヶ月位が当面の目標です。サランラップは厚みが 11μmで、STAXの現行品の厚み
の10倍、オリジナルSR-XMk2の2.5倍あります。
うるさいことを言わなければ、十分コンデンサーヘッドホンの音質を楽しむことが
できるレベルではないかと思います。
変更点
しわが完全になくなる状態にテンションをかけた状態で貼り付ける。(振動膜)
バイアス供給用のアルミ箔は、導電剤をたっぷり塗布することで省略。
途中経過(2週間)
片ユニットが動作不良になると、vocalなどが定位が安定しなくなるといった症状が現れます。現在も安定しています。次は一ヶ月が到達目標です。
4週間目の報告
Rchの音量が低下しました。サランラップがテンションバネによって伸びきっていました。材料を見直して見ようと思います。また繰り返しの分解に、ユニットのネジ、配線など
が限界に近い状態です。一旦再生実験は休止することにしました。
音質はサランラップも健闘したと思いますが、長時間に安定状態を維持できない結果に
なってしまいました。配線やネジを補強できたら、また挑戦しようと思っています。
音質はサランラップも健闘したと思いますが、長時間に安定状態を維持できない結果に
なってしまいました。配線やネジを補強できたら、また挑戦しようと思っています。
一旦、記録は停止することにしましたが、サランラップをドライヤーで加熱していくらか
収縮させてから、貼り付けて音は出る状態に組み立てておきました。
一ヶ月をすぎても安定して動作しています。
ただ、冷えきった状態(10℃以下)では左右に音量の差があります。
Apr 11, 2008 更新
久しぶりにリペアー品の近況報告です。
4ヶ月を越え、リペアー品のSR-X Mk2 は順調です。春になって左右の音量も立ち上がり
からほぼバランスしています。Rchのみ熱処理したダイアフラム(サランラップ)なので
音質もことなるはずですが、音楽に没頭していると気になりません。
6ヶ月を待ってダイアフラム張替え(左右を同一の条件に)とネジ類の交換を考えていま
すが、予定は未定ですね。音質には現状で満足しています。
30年前の製品をさらに条件の劣る振動膜に張替え、30年前の自作用回路とほぼおなじ
回路のall真空管ドライバーで駆動しているとは思えない音質です。たぶん。
SR-Λを使う機会はほとんどなくなり、SR-X Mk2 がメインに復活しました。好みもありますが。
June 19, 2008 更新
SR-Xのヘッドバンド部をSR-Λのヘッドバンドを付け替えてみました。軽くなった印象
ですがフィット感は良好です。
首を振ってもESPは安定しています。写真では不安な外観に見えますが問題ありません。
はっきりした日付は不明ですが、1年が経過しました。冬の室温が
10℃を下回った状態では、ウォーミングアップが必要でしたが梅雨を
越し夏をのり越えて、両面テープ固定の熱+エレガード処理のサランラッ
プの振動膜とは思えない音質を維持しています。
不具合が生じたら、全面的なてこ入れ改修作業と思っているのですが、
このまま様子をみることにします。左右のユニットで若干レベルに差が
ありますが気にするほどではなさそうです。
2009年03月17日(火) 23:41:48 Modified by funya2420
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