「悲しみのための装置」


公演概要

満月動物園の「なにを行うかを基準に舞台を組み立てる」作品群【月蝕】の第1作。
ただひたすら、都住創センターを使い切ることだけを考えた作品。

都住創センターの中二階側を舞台に取り、舞台上にトイレがある形とし、開演直前にトイレに駆け込んだお客さんをトイレに残したまま暗転して開演した。残念ながら勇気がなくて(笑)トイレに残されたお客さんは仕込みの役者、藍子である。
明転すると牧師が巡査を絞め殺しているところにトイレから藍子が出てくる。殺人現場を目撃された牧師は、藍子をも殺害しようとゆっくりと藍子に近づく。そして藍子は一言「サイアク」とつぶやいてトイレの中に逃げ込む。

シーン変わって、蕗子の心象に入り、奈落からずぶ濡れの藍子が現れ、驚く紳士(西本卓也:現在はGiantGrammy所属の舞台美術家として活躍)に「トイレに流されまして…、思ったより大変でした」とつぶやいて倒れこむ。
その後に続く「トイレに流され話」の第1作目でもある。

ただひたすら、ビックリさせ続ける舞台でした。


ストーリー

蕗子と藍子の物語。
日常生活の息苦しさ、閉塞感に自分の思念を漂わせる蕗子の心象のなかに闖入してくる、藍子。
そこはいびつに、しかし堅固な場所で、蕗子の「かつてなりたかった私」たちと、理性・感性、そして本能を代弁する者らが住んでいた。
閉塞した「私」から、脱出することを望み、恐れる、蕗子と藍子が、別個に「変化」することで物語は終演を迎える。
満月動物園定番キャラ、蕗子と藍子、初出(正確には前身のtoy-2プロデュース時代が初出であるが、満月動物園結成後はこのときが初めて)。そして、「joker」の初出でもある。
蕗子を河上由佳。藍子を丹羽浩子。「joker」をともさかけんさん(当時:劇団カオス、現在GiantGrammy)が演じた。


上演日時



会場

都住創センター


出演者(所属)【配役】

河上由佳 【蕗子】
丹羽浩子(劇団カオス) 【藍子】
原典子 【照明マン】
井上亜紀 【少年】
西本卓也(劇団カオス) 【紳士】
鹿田あゆみ(劇団カオス) 【看護婦】
宮里春奈(劇団カオス) 【大工】
九谷保元(鉄人結社) 【牧師】
吉野圭一 【巡査】
ともさかけん(劇団カオス) 【joker】


スタッフ



関連項目

公演履歴(上演順)


外部リンク

2006年11月27日(月) 16:21:43 Modified by fmz1999_info

添付ファイル一覧(全1件)
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Uploaded by fmz1999_info 2006年11月17日(金) 03:14:26