お手紙
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城島信明は親どもが不審な動きを取っていることに気がついた。
しばしば、二人で外出するようになったのだ。それ自体は結構なことだ。同居人が不在中は部屋を出て屋内を自由に行動できる。
だが、何か不自然だった。
それは、ベテラン自宅警備員として勘だった。
そんなある日、いつものように夕食を回収するためドアを開けると、夕食といっしょに自分宛の手紙が置かれていた。
非常に奇異なことだった。業者のダイレクトメール以外で自分に手紙が来るなぞ、ついぞ無かったことだからだ。
差出人は『非営利特定活動法人 スローダッシュ事務局 中里みずほ』とある。
中身は、まず『スローダッシュ』の活動紹介。いわゆる「不登校・引きこもり・ニート支援団体」だ。「遂に来たか」と、城島はわりあい冷静に受け止めた。
次いで「中里みずほさん」の自己紹介。この人は「レンタルお姉さん」という人らしい。
そして、中里みずほさんからの自筆のお手紙。内容は・・・要するに自宅警備員からの「転職のススメ」だ。ダイレクトにそうは書いていないが、そういう意味だ。ぜひお返事をくれという。
衣食完備お小遣い有り完全フレックスタイム制の自宅警備員(兼インターネット巡察員)を辞めて、外に出て今よりも待遇の悪い仕事に就く・・・
「馬鹿げてる。」
雇用条件が悪すぎるし、何より今よりも不安定だ。このヘッドハンンティングには応じられないと強く思い。城島は中里みずほさんからのお手紙を却下し、無視することとした。
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この作品はフィクションであり、実在の人物、団体、インターネットサイト、事件とは一切関係ありません。この作品の中で描写されるような2ちゃんねるやその他のインターネットサイトでのトラブルは一切発生しておりません。文中の発言およびスレッド、トピック、報道記事などは架空のもので当該インターネットサイトには実在しません。掲示板等への荒らし行為は真似しないで下さい。
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城島信明は親どもが不審な動きを取っていることに気がついた。
しばしば、二人で外出するようになったのだ。それ自体は結構なことだ。同居人が不在中は部屋を出て屋内を自由に行動できる。
だが、何か不自然だった。
それは、ベテラン自宅警備員として勘だった。
そんなある日、いつものように夕食を回収するためドアを開けると、夕食といっしょに自分宛の手紙が置かれていた。
非常に奇異なことだった。業者のダイレクトメール以外で自分に手紙が来るなぞ、ついぞ無かったことだからだ。
差出人は『非営利特定活動法人 スローダッシュ事務局 中里みずほ』とある。
中身は、まず『スローダッシュ』の活動紹介。いわゆる「不登校・引きこもり・ニート支援団体」だ。「遂に来たか」と、城島はわりあい冷静に受け止めた。
次いで「中里みずほさん」の自己紹介。この人は「レンタルお姉さん」という人らしい。
そして、中里みずほさんからの自筆のお手紙。内容は・・・要するに自宅警備員からの「転職のススメ」だ。ダイレクトにそうは書いていないが、そういう意味だ。ぜひお返事をくれという。
衣食完備お小遣い有り完全フレックスタイム制の自宅警備員(兼インターネット巡察員)を辞めて、外に出て今よりも待遇の悪い仕事に就く・・・
「馬鹿げてる。」
雇用条件が悪すぎるし、何より今よりも不安定だ。このヘッドハンンティングには応じられないと強く思い。城島は中里みずほさんからのお手紙を却下し、無視することとした。
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2008年03月22日(土) 05:33:32 Modified by battlewatcher